神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

#邦画

平成のお茶の間に流れた「宇宙大戦争マーチ」(;^_^A

昨晩は、テレ朝で『シン・ゴジラ』が無事放映された。一番危惧していた「内閣総辞職ビーム」が“忖度”によって編集カットされはしないか、との不安が解消したことだ。さすがテレ朝! これがフジや日テレだったらどうなっていたことやら……ヾ(--;) ただ、スキャ…

『シン・ゴジラ』地上波放映に寄せて

いよいよ明後日(12日)、かの話題作『シン・ゴジラ』がテレビで、それも地上波で放映される。私の記憶が正しければ、まだCATVの「日本映画専門チャンネル」でも流してないんじゃなかったっけ? もしこれらCSを飛び越して、いきなり地上波放映となると…

「馬糞の川流れ」?

今日、妙な言葉を眼にした。それは「馬糞の川流れ」って言葉。これで「まぐそのかわながれ」って読むそうだ。 意味としては、牛糞に対し、馬が食する藁などを豊富に含んだ馬糞は水に溶けやすく、流すとすぐにバラバラになってしまうことから、「もともとどう…

『ウルフガイ 燃えろ狼男』

昨晩チャンネルNECOにて『ウルフガイ 燃えろ狼男』を観賞。この日は東宝の『狼の紋章』と本作の「“宝”“映”ウルフガイ競演」で、一時、本来のタイトルを逸脱した感のあった「特撮大国日本」企画も、ようやく軌道修正してきたようだ(^^)(「『特撮』はト・…

我が心の“三角マーク”

何か、ここん所ずっと、60~70年代の東映プログラムピクチャーにしか食指が動かない。たまにレンタルショップで借りるのも決まって「東映プログラムピクチャー」。あの独特の、「後に何も残らない」感が“病み付き”になってしまう(;^_^A ここ最近、邦画界でも…

身も心も「職人監督」

昨日のレンタルショップで“奇跡の遭遇”を遂げた東映異常性愛路線時代劇の3作品だが、この『徳川女刑罰絵巻牛裂きの刑』『毒婦お伝と首切り浅』『女獄門帖引き裂かれた尼僧』は全て、70年代の東映“低予算”プログラムピクチャーを支えた、牧口雄二監督である…

ushisaki?!

人生長く生きていると、ホント思いがけない事態に遭遇するモンだ……てなことを実感した今日一日(;^_^A 今日は地元のとあるレンタルショップで90円(税抜き)レンタルキャンペーンをやっていたので、家族に請われて来場。とはいうものの、なかなか気に入った作…

時を超えて『「小さき闘い」より 敗れざるもの』

今日、石原裕次郎主演の映画『「小さき闘い」より 敗れざるもの』が放映された。この映画は、同じく裕次郎主演のTVドラマ『小さき闘い』のリメイクとして制作された、かれこれ半世紀前の作品である。裕次郎演じる主人公のお抱え運転手・橋本が、務める高村…

裕次郎のモデルは裕次郎を超えて……

石原プロ・三船プロ競作の映画『黒部の太陽』。当時日活から独立して『太平洋ひとりぼっち』『栄光への5000キロ』『富士山頂』『甦える大地』といった、“リアル「プロジェクトX」”な作品をいくつも世に送り出した石原プロモーションだが、そのスケールのでか…

『地獄』競艶!

一昨晩のチャンネルNECOはなんと「『地獄』まつり」!! 夕刻より中川信夫版『地獄』(新東宝)と神代辰巳版『地獄』(東映)の連続上映という超豪華ラインナップ!! かつて新東宝崩壊直前に、ニュー東映と新東宝の合併話が持ち上がり(社名は『新東映』)…

拓三は2度鋸に引かれる……

過日、思いがけない形で、とうとう、かの『徳川女刑罰絵巻 牛裂きの刑』を垣間見てしまった! 決して予告編でもなく、またyoutube上によくUPされているオープニングタイトルテロップでもない。だから、中盤の“牛裂きの刑”も観てしまった。本当に牛で八つ裂…

リメイクは“保険”じゃない

こんな記事を見つけた。 「純粋に“映画”として評価された『CASSHERN』」 https://cinema.ne.jp/friday/casshern2017050517/ 紀里谷和明監督の実写版『新造人間キャシャーン』ともいえる『CASSHERN』は、正直あまり面白くなかった。それはひとえに原作のアニ…

全ては邦画のために……

こんな記事を見つけた。 「日本映画のレベルが低くなったのはテレビ局のせい?」 http://d.hatena.ne.jp/type-r/touch/20160412 この記事は、昨今の邦画がテレビ局製作のものばかりヒットし粗悪乱造されるため、そんな邦画を観た外国の映画評論家が邦画の劣…

実は『シン・ゴジラ』こそ“初代ゴジラ"の正統なるリメイクでは?

思い起こせば1954年公開の初代『ゴジラ』以来、今日まで日本国内(東宝映画)で撮られた全29本の「ゴジラ映画」の中で「あの怪獣は何だ?!」から始まったのは、この度の『シン・ゴジラ』が初めてだったことをふと思い出した。 『メカゴジラの逆襲』まで続い…

実写版『破裏拳ポリマー』に期待大!!

『破裏拳ポリマー』が実写化される。この作品、オリジナルのアニメはリアルタイムで観ていた。当時本作は土曜日の6時から放映されていて、裏番組が『アルプスの少女ハイジ』。何故かクラス男子の間で「ハイジを観なければ」なる妙な風潮が起こっていたので…

歴代“怖いゴジラ”は?

きっと総監督の庵野秀明氏氏が意図したところなんだけれど、今回の“シン・ゴジラ”は全く人間とコミュニケーションを断ち切ったような不気味な表情をしている。それは既に「善」「悪」の領域を超越した“無意識の脅威”という点で、生物と言うよりは自然災害に…

“シン・ゴジラ”九州に上陸?

『シン・ゴジラ』で思い出したことが一つ。去る2016年11月、福岡県筑前町で実施された「ど~んとかかし祭」で、この年は何と話題の“シン・ゴジラ”藁案山子が制作された。丁度その頃、福岡に用事にあった私は。たまたまこの記事を目にして、折角だから…

怒れる“震”ゴジラ

『シン・ゴジラ』というタイトルの持つ意味、とりわけ“シン”の解釈についてはあらゆるアプローチがなされていて(当然、庵野総監督もそれを狙って「シン」とカタカナ表記にしたのは想像に難くない)、「ゴジラの日本版最新作」だから「新」とか、ゴジラの存…

シン・ゴジラは蛙の子?

『シン・ゴジラ』の過去と違う最大の特徴は、第2~4形態までの“変態”に尽きる。正直、呑川から上陸した第2形態を観たときには、他の多くの方の感想と同様、「こいつはレジェンダリー版の『ムトー』と同様、シン・ゴジラのライバル怪獣なんだ」って思って…

“東宝チャンピオンまつり”版『シン・ゴジラ』で勝負を!?

先のブログでいろいろ書いたけど、実はまだまだ昨日観賞した『シン・ゴジラ』の余韻に浸っていたりする(;^_^A まあ、昨晩書いた内容は、強いて欠点を探すならば、程度のものだったんで、個々の圧倒的なシーン、中でもクライマックスの“ヤシオリ作戦”の件は、…

敗因は“ニッポン(日本)対ゴジラ”

日本国内で大ヒットを遂げ、かの日本アカデミー賞でも7冠に輝いた『シン・ゴジラ』。しかしながら欧州を筆頭に海外では軒並み観客動員で苦戦しているようだ。 この現実に関してはおよそ予想はついた。とはいっても、『シン・ゴジラ』がつまらなかったからで…

226雑感

今日、2月26日を迎え、やはり意識してしまうのがかの「2.26事件」だ。このクーデターに関しては、以前は軍事独裁政権樹立を目指した右翼の血気盛んな青年将校たちが起こした事件だと思いこんでいたが、実際は当時の政治腐敗、政治家と財閥との癒着、…

角川春樹に迫る!

「角川映画」といえば、このブログでも何度も話題にしてきた。勿論、現在の“角川ヘラルド旧徳間大映”のことではなく、時代の寵児・角川春樹氏が当時の旧態然としたシステムから脱却できなかった邦画界に殴り込みをかけた、かの“角川春樹事務所映画”の方であ…

『けんか空手 極真拳』

我々の世代では知らない者がいないくらい有名なのが“マス・大山”こと「極真空手」の大山倍達(“ばいたつ”ではない、“ますたつ”!)だろう。死してなお「極真」の名と共に絶大なる影響力を誇る大山倍達の青春期を描いたのが『けんか空手 極真拳』だ。 主演は“…

『資金源強奪』

先日のブログで紹介した『暴動島根刑務所』の予告編の最後に、赤字に白文字で「資金源強奪」「主演北大路欣也」「監督深作欣二」「撮影快調」のスピードテロップが続くんだけど……何と昭和観というか70年代系東映プログラムピクチャーの香りがして何とも嬉し…

“王道”島根刑務所

そもそも『脱獄広島殺人囚』は『脱獄広島刑務所』というタイトルで企画されたが、当局のクレームによって“刑務所”が“殺人囚”に差し変わった、と何かで読んだことがある。これじゃ“刑務所(ムショ)シリーズ”にならないジャン、なんて思ったりもするが、数年…

超大作のケレン味

最近、角川映画の『復活の日』をホント久しぶりにTV観賞したんだけれど、やっぱ半端ない超スペクタクル映画だった。まさに日本映画史においても、同じ小松左京原作の映画『日本沈没』(もちろん1973年版のオリジナル)に匹敵する無二のパニック超大作だった…

小野寺と玲子 『続日本沈没』映画化実現を望む……

まだ小学生の頃、今は亡き宝塚会館地下2階の広島東宝でオリジナルの(と敢えて書く)『日本沈没』(1973)を観た際、まだ幼くて状況が飲み込めていなかったからか、ラスト、阿部玲子(いしだあゆみ)を乗せた列車と小野寺(藤岡弘)を乗せた列車が続けて映…

『電光石火☆八城忍』公開決定!

失われし記憶を求めて、カルト集団に決戦を挑むセーラー服のヒロイン、いよいよ降臨!! というわけで、来年10周年を迎える、イチヱンポッポフィルム“広島発ヒロインアクションムービー”シリーズ第6作にして“第4のヒロイン”が登場する最新作『電光石火☆八…

石原プロの英断

過日、BSで石原プロ映画『富士山頂』を観賞。初見ではないが、改めてもの凄いスケールの映画と再認識。富士山頂に気象レーダーを取り付けるため奔走する男たちの骨太の映画だ。確かかの「プロジェクトX」の第一回に取り扱ったのが、この一大事業だったと…