神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

平成のお茶の間に流れた「宇宙大戦争マーチ」(;^_^A

 昨晩は、テレ朝で『シン・ゴジラ』が無事放映された。一番危惧していた「内閣総辞職ビーム」が“忖度”によって編集カットされはしないか、との不安が解消したことだ。さすがテレ朝! これがフジや日テレだったらどうなっていたことやら……ヾ(--;) ただ、スキャンダルを起こした小出恵介のシーンがまるまるカットされたってのは、やはりTV界の“闇”を感じざるを得ない。それと、かの“宇宙大戦争マーチ”(“ヤシオリ作戦”のBGM)が今の世の地上波で流れたってのも感慨深かった。特撮マニアの人も、あれが“怪獣大戦争マーチ”ではなく、“宇宙大戦争マーチ”って気づいた人はどれくらいいたかなぁ(;^_^A

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 それにしても、今回の地上波放映で、初見することになった方々の感想はいかなるものか? 本当は賛否両論渦巻くような状況が望ましいけど……ネットか何かの誰かの声高な意見で、感想がコントロールされるのだけは避けてほしいね。それが肯定でも否定でも……

 ところで、今回本作を観るにつけ、不謹慎ながら、本作の演出は、皮肉にも先の東日本大震災、とりわけフクイチ原発の事故なくしては有り得なかった、と確信するにいたった。それでいうと、1作目の映画完成直後に発生した阪神大震災のせいで予告編公開自粛の憂き目にあった、日テレが一枚噛んでいる金子修介監督の“平成ガメラ”シリーズも、その2作目である『レギオン襲来』では、その前に発生した“地下鉄サリン事件”なくしては描かれなかったであろうシーン・カットもあり、“リアルと自粛のせめぎ合い”の中で映画が作られている事実を深く感じさせられる。

 何はともあれ、邦画としては莫大な興行収入を記録し、今回のTV放映も概ね好意的、という事実を鑑みても、新たな“ゴジラシリーズ”の復活はほぼ決定的と言っていいだろう。きっとレジェンダリーのエンターテイメント性とは逆のベクトルで、ますますマニア受けする作品世界になってしまうんだろうけど、そのどちらも大歓迎だったりするよ(;^_^A