神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

2020年 我が劇場映画遍歴

 早いものでもう2020年も残り僅か。まあ、この時期になると一年間を総括したくなるんだけれど、細かいところは大晦日に譲るとして、今日は、この一年間の我が映画遍歴について書いてみたい。

  

 今を去る2019年4月下旬に、『ワンダーウーマン』以来数年ぶりに『キャプテン・マーベル』を劇場で観賞したことがきっかけとなって、そこから「月に一度は劇場で映画観賞」がスタートした。とはいうものの、たまたま翌5月に、これも「キャプテン・マーベル」が登場する『アベンジャーズ:エンド・ゲーム』が公開されたのでそれも観に行って、以前から公開を心待ちにしていた月末封切の『ゴジラ:キング・オブ・モンスターズ』をこれもたまたま封切翌日の6月1日に観賞して、7月は子供たちのお供で『アラジン』を観て、翌8月は盆の帰省先で、たまたま割引が効く曜日で1000円で入場できたので、娘たちと一緒に『天気の子』を観賞して……そこら辺りから“月に一度”を意識し始めて、この2020年12月まで、毎月欠かさず劇場で映画を観ることが続いている。勿論コアな映画ファンからすれば、「自分でも映画撮ってるのに、月一でしか映画観ないのか?」ってお叱りを受けそうなんだけど(;^_^A、これでも依然と比べたら飛躍的に観賞するようになったのでご容赦を(;^_^A

  

 さて、今年は1月、イオンシネマ西風新都での『フォードvsフェラーリ』から観賞開始。そのまま、同じ西風新都で、『チャーリーズ・エンジェル』、『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』といったヒロインアクションムービーを2ヶ月続けて観賞した。まあここまでは順風満帆だったんだけど、そこからいよいよ国内でも本格的に猛威を振るいだした、そして春を過ぎても一向に収まらない新型コロナウイルスの影響で、以後の映画観賞は困難を極めた。

 
 国内外での映画制作の停滞や、行政から映画館への上映(営業)自粛要請などが重なり、劇場映画観賞環境は日増しに悪化していった。そんなわけで、シネコンの自粛が始まった4月下旬には、いよいよ“月に一度”はここまでか、って一時は観念したが、単館である我らが横川シネマ!!は営業中ということで、勇んで来場し、『野獣処刑人ザ・ブロンソン』を観賞した。その際、予告編で観た『スーパーティーチャー熱血格闘』が実に面白かったんので、翌月のゴールデンウイークに公開されるのを確認して、この作品を5月の作品を決めた。しかしながら、『ザ・ブロンソン』を観た翌週から件の横川シネマ!!も営業停止の憂き目に遭い、その計画も頓挫。それが、約3週間の自粛後営業再開された際、何とか5月中の上映となったので、無事観賞できた。

  

 6月は本来ならば『ワンダーウーマン1984』が公開されることになっていたが、延期でそれも叶わず。代わりに何を観ようか迷った挙句、一日前のテレビでの映画レビューで興味を持った『エジソンズ・ゲーム』を広島バルト11で観ることにした。7月に関しては、これも上映が延期されていた、その存在を知ってからずっと観たかったヒロインアクション『ANNA』の再公開日が7月31日に決まっていたが、また延期になったら月ギリギリで“月に一度”が終わってしまう危険性もあったので、今まで洋画と決めていた観賞作品を邦画にまで広げ、ドラマの方で興味を持っていた『劇場版 今日から俺は』をこれまたバルト11で観ることにした。アニメ以外では“月に一度”を始めて初めての邦画となった。8月には無事『ANNA』を広島サロンシネマで観賞。そして9月は、以前から予告編を観た娘から「これパパの好きそうな映画」って言われていた『映像研には手を出すな』をバルト11で観賞と決めていたが、その前に、思いがけないお誘いを戴いて、横川シネマ!!で『れいこいるか』も観賞し、結局月2本観ることとなった。

  

 10月は、今まで全くノーマークだった『みをつくし料理帖』が、かの角川春樹氏の最後の監督作品と知り、且つ角川映画ゆかりの俳優が大挙して出演することを知り、急遽観賞を決意。当日は大きなシアターを『劇場版 鬼滅の刃 無限列車偏』に悉く奪われたせいか、本来MX4Dの上映に使われるシアターでの観賞となった。その後、フォロワーの方のレビューを読んで俄然観たくなった作品『ビューティフルドリーマー』を、既に毎日朝だけの上映という公開ギリギリの状況でまたもやバルト11で何とか観賞し、これが時期的に11月分の観賞となった。そして今月12月は、先日ようやく半年ぶりに公開が叶った『ワンダーウーマン1984』を年初めの頃のイオンシネマ西風新都に戻して観賞して、今年度の“月に一度は劇場で映画観賞”を無事終えることが出来た。

 

 

 13本の観賞作品で一番印象深かったのは、やはり作品のプロデューサーである旧知の川本じゅんき氏のお誘いで横シネで観賞した『れいこいるか』かな。かの阪神淡路大震災を体験しながら、それ故「協働」「共生」の精神に満ち溢れた登場人物が「神」「戸」ゆえ、不器用で愛すべき“天使”のように見えたもの(^^) 

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 今年に限っていえば、自分の意思以前に、新型コロナウイルス禍によって不可抗力的に「劇場で映画が観賞できない」危機に何度も晒された、はっきり言って「劇場映画受難」の年だった。本来ならば既に観賞できているはずの、そして今年の観賞ラインナップに入るはずだった『ブラック・ウィドウ』は上映が来年に延期されたし、『ムーラン』に至っては劇場公開事態が断念された。ホントとんでもない時勢になってしまったものだ。

 

 勿論来年2021年も“月に一度”は続けていきたい。これまでの観賞は、本当に自分の映画制作にとって大きな糧になったと実感できているから。しかしながら新型コロナウイルス禍が未だ収束の兆しを見せない中、今年と同様かそれ以上に、映画観賞は過酷になっていくかもしれない。一たび“自粛要請”が出ようものならば、毎月観賞なんて夢のまた夢だ。それだけに、今年以上にとにかく「観られるときに観る」を意識してまた一本でも多くの映画を観賞していきたいと思っている。

 

 ちなみに、昨年の観賞記録は以下の通り(;^_^A