“ぬか喜び”の『ワンダーウーマン1984』
先週末からいよいよ神無月10月を迎えた。待ちに待った『ワンダーウーマン1984』の公開月だ。はっきり言って今年の超目玉映画といえる。
本来ならば昨年末に公開されているはずだった。憎むべきは新型コロナウィルス禍。このウィルスが世界で猛威を振るってしまったために、封切が遅れに遅れ……ていうか「公開未定」状態がすっと続き、「果たして公開されるのか?」なんてやきもきもしたが、ようやく先月、広島バルト11のスケジュール表に「10月9日公開」と明記され、ついに今月『ワンダーウーマン1984』が観賞できることになった。そして10月。もはやカウントダウン状態で、公開日が数える指の数よりも少なくなった今日、上映時間を確認したくてバルト11のHPにアクセスしたところ、予告編映像によって、とんでもない情報が舞い込んできた。
ええ? 「映画『ワンダーウーマン1984』 2020年12月25日(金)全国ロードショー」だってぇ!!!(゚Д゚;)(゚Д゚;)(゚Д゚;) 慌てていろいろ検索したところ、これは紛れもない事実だった。だったら先の「10月9日公開」って発表は何だったのよ!!(# ゚Д゚)(# ゚Д゚)(# ゚Д゚)
だが調べていくと、どうも本家ハリウッドのアメリカが、感染者数世界一という未曽有の災厄に見舞われているため、我々の想像以上に公開の目処が立たず、そのあおりを受けて急遽上映時期が繰り下げられたようだ。今まで「対岸の火事」のようにしか見ていなかったアメリカの新型コロナ禍だが、全世界に大作映画を供給している国だけに、その影響は映画人にとっても他人事ではなかったのだ。今までトランプの失政ばかりに目がいっていたが、この事態を鑑みると、やはりアメリカの映画はまずアメリカ人が無事観賞できなければ世界にまで行き届かないことを実感した。
実は先日手に入れた、新バージョンのチラシをよく見ると、ちゃんと公開日が「12.25[FRI]」って書いてある。手に入れても単に「前よりデザインよくなったなぁ」くらいで細部まで見ていなかった自分の浅はかさを嘆くのみだヾ(- -;)
せめてもの朗報は、「ワンダーウーマン」のDCコミックのライバル、MCUの『ブラック・ウィドゥ』が11月6日に公開されると発表されたこと。もっともこれとて直前に変更されるかもしれないから、まだまだ予断は許せない状況にある。結局劇場公開が断念された『ムーラン』の悪夢が甦る。ましてや『ブラック・ウィドゥ』は『ムーラン』と同じディズニーの制作だ。
とはいうものの、『ワンダーウーマン1984』にしても、『ブラック・ウィドゥ』にしても、今後の推移を注意深く見守るしかない。それはそうと……我が「月に一度は劇場映画観賞」の10月のラインナップを件の『ワンダーウーマン1984』と決め、『映像研には手を出すな』をもう先月末に観ちゃったよ……! となると「10月」の新たな候補をどの作品にしようか………?