神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

白と黒のブーツ① SFヒロインと白ブーツとの親和性

 昨年末、最近ニーハイブーツが流行している、との情報を得て、拙ブログでも「22年は『ブーツの年』」なんて調子こいた記事を書いたりしたが(;^_^A、実際街でブーツ姿の女性を見かけることがここ最近では多くなってきたような気がする。先日など、カップルの女性が白いロングブーツを履いている姿を目撃した。白いブーツといえば、10数年前にマルイのCMで、黒谷友香がフォーマルな装いに白いブーツを履いて、周りから羨望のまなざしで見つめられる、ってのがあったのを思い出した。その時は白ブーツそのものがある種大胆なイメージとして演出されていたが、それをさりげなく着こなし(履きこなし?)ている姿を見て、むしろカッコよさを感じたね(;^_^A

 

 

 ところで、昨年来よりお題目を唱えるかの如く「ロング(ニーハイ)ブーツ履いたヒロインの活劇を撮りたい」って願望を書き続けてきたが、今回そんな“妄想”をハリウッド映画『白と黒のナイフ』のタイトルよろしく“白と黒のブーツ”と称して集中連載したい(;^_^A

 

 ヒロイン活劇的に、昨年後半の衝撃的な出来事は『魔法美少女戦士フォンテーヌ』のWEB配信だった。何が衝撃だったかというと、あのAVレーベルであるGIGAが、自社のキャラクターを使って本気で非アダルトの本格的かつ健全なヒロイン活劇を撮った点である。結果出来上がった作品は、『美少女仮面ポワトリン』などを制作した“本家”東映特撮ドラマに匹敵するクオリティーだった。“ヒロピン動画”界の雄・GIGAの『ダイナウーマン』『セーラーアクオス』『ワンダーレディ』『スパンぺクサー』『ミスインフィニティ―』やZENの『レオーナ』を筆頭に、数多の“擬似70~80年代特撮ヒロイン”が名を連ねる中で、個人的に見た目で一番魅力的なキャラが、この『フォンテーヌ』だった。何といっても出で立ちが可愛らしい。そしてその中に健全なお色気が垣間見られるのもいい。お嬢言葉を巧みに使う設定もコミカルでよい。それ故、GIGAのAVキャラであることが何とも惜しいと心を傷めてきた。そのためGIGAにせよZENにせよ、「ここまでクオリティーの高い作品が撮れるのならば、もう非アダルト非加虐の純粋なヒロイン活劇を撮ってよ」って見果てぬ夢を抱いたり、逆に「だったら俺が撮ってやるよ」なんて、これまた“妄想”を抱いたりした(出来はともかく、なまじ今まで「ヒロイン活劇」を撮れてきたりしたので、こんな“妄想”も抱けるのです(;^_^A) だから、今回GIGAの『フォンテーヌ』には、制作会社及びスタッフの心意気に感謝すると共に、一抹の嫉妬心も感じてしまったのである(;^_^A 「あ~あ、先を越されちゃったなぁ……」って感慨だ(;^_^A

 

 

 そんなわけで、出遅れた感があるが、もともと『フォンテーヌ』のようなSFチックな荒唐無稽なヒロインの作品も撮りたいってかねてから思っていたので、遅まきながら、出来ればこの思いを実現したい。本来ならば、『フォンテーヌ』っていうか、本家の『ポワトリン』や『パンジャーヌ』、もっと言えば実写版『美少女戦士セーラームーン』のようなヒロインを登場させたい思いはあるし、あの手のコスチュームを再現したいとの願望もあるが、流石にあそこまで凝った衣装を準備するのは難しいし、そんな衣装のヒロインの必然となるSF設定やそれに伴う合成・特撮(CG)を実現するのは技術的に不可能に近い。だから、せめて変身前の戦隊ヒロインのような出で立ちで、しかも技術的に自分の手の届く範囲での荒唐無稽な物語を撮ることが精一杯だろう。

 

 

 ところで、そんな特撮系ヒロインの必須アイテムは、やはり白いロングブーツ。『フォンテーヌ』の場合、白のニーハイブーツを織り込んで履いている姿が実に可愛らしさを強調していたが、変身前のヒロインにとっても定番の衣装である白いロングブーツは、この手の作品には欠かせないだろう。しかも上記のように、ポピュラーな黒ブーツと違って、ある種「大胆」なイメージを与えるのが白いロングブーツだから(おそらくショートブーツやブーティといったものならば白でもポピュラーなのだろうが)、浮世離れしたヒロインを演出するのには、きっと効果的なアイテムになると思う。

 

 極めて荒唐無稽な上半身の衣装に、ミニスカ白ブーツの出で立ちのヒロインが、どこからともなく颯爽と登場し、カッコいい口上を述べて、不埒な悪を圧倒的な力技で駆逐して、どこへともなく去っていく……そんな「渡り鳥」のようなカッコいい、そして謎に包まれたヒロインを、何とか撮ってみたいものだ(;^_^A