神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

『魔法美少女戦士フォンテーヌ』配信! ~ヒロインアクションの夢と可能性~

 2021年も暮れようとしているこの12月に、何とも衝撃的な映像を発見してしまった。この衝撃は福田雄一監督・桐谷美玲(他にも有村架純高畑充希山本美月ら)主演のヒロインアクションムービー『女子ーズ』の存在を知った時と同等の衝撃かもしれない。その映像がこれだ!!

 

 

 

 昭和から平成初期にかけての特撮ヒロインをモチーフにしながら、それをアダルトのカテゴリーで描き続ける“ヒロピン”に特化した制作会社GIGA。そのGIGAの看板シリーズでもある「魔法美少女戦士フォンテーヌ」が、何と非アダルトの純然たるヒロイン活劇(それこそ実写版『美少女戦士セーラームーン』のノリ)として制作・公開されているのである!! しかもyoutubeへの無料配信という形で!!(゚Д゚;) これはある種の“事件”である!!(;^_^A

 

 

 

 この『フォンテーヌ』に関しては、以前当ブログで触れたように、『美少女仮面ポワトリン』や『美少女戦麗舞パンシャーヌ 奥様はスーパーヒロイン!』におけるヒロインの出で立ちを、本家以上に可愛らしくしたキャラクターであるが、如何せん、そんな主人公のフォンテーヌが、えげつなく加虐されるのがGIGAのGIGAたる所以だったので、とてもじゃないが、このブログで内容や描写まで紹介できるような代物ではなかった。思えはこのフォンテーヌに限らず、GIGAのヒロインものは、主人公の出で立ちやアクションシーンがしっかりしているだけに、「何とか普通のヒロイン活劇を撮ってくれないかなぁ」なんて見果てぬ願望を抱いていた。だが今回、それが現実のものとなった! 「亦不説乎!(何と喜ばしいことではないか!)」(;^_^A

 

 

 そして今回拝見して、もっと惹かれたのは、製作スタッフが、そのルーツといっていい東映特撮ドラマにストレートなオマージュを捧げていると感じられる、物語の随所にみられる小ネタの数々だ。毎回19:30からの配信ということもあって、画面左上に「よる7:XX」と出すところとか、冒頭の「テレビをみるときには、部屋を明るくしてはなれてみてね!」のテロップ、アイキャッチと共に登場する嘘か真か関連商品のCM等々。本当にテレ朝の日曜早朝に放映しているのかと見紛うような“遊びっぷり”には大いに感激したね(;^_^A 当方も拙作「広島発ヒロインアクションムービー」シリーズの各作品では、メインタイトルテロップに「富士フイルム」のロゴを小さく入れたり、アイキャッチを入れたり、物語終了後には「この物語はフィクションであり~」云々のテロップを出したりするので、この小ネタには大いに共感した(;^_^A

 

 ところで、確かにGIGAの“非アダルトでのヒロイン活劇”を待望していたものの、実際拝見して、そのクオリティーの高さには正直舌を巻いている。しかもスタッフはいつものGIGAの監督陣が配置され、「日頃アダルトばっかりやってるけど、俺たち本気になったら、東映特撮に匹敵するくらいの画を撮ることだって出来るんだぜ!」っていう彼らの心意気が感じられる。半面、あれだけ待ち望んだGIGAの正統派ヒロイン活劇なのに、この手の作品が多く出回ったら、当方が“隙間産業”として続けてきた“昭和テイストのヒロイン活劇”マーケットに、強烈な商売敵が登場することになるかもしれない(;^_^A  実際今回の「魔法美少女戦士フォンテーヌ」に関しては、今まで以上に制作費が掛かっているようだったし。

 

 まあ、その分ウチでももっとしっかりしたものをこさえていかなければ……そんなわけで、この年の瀬は、これらの作品をしっかり観て、しっかり勉強しなくては……(;^_^A

 

 

 

 

 それにしても、一応「魔法美少女戦士フォンテーヌ」は4話で完結したが、GIGAは、次にどんな”隠し玉”を用意しているのだろうか……?(;^_^A