神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

『少女コマンドーIZUMI』ネット配信!! ~その先にあるのは……

 これはもう“事件”と言っていい!! かの「昭和60年代ヒロインアクションドラマ」史に燦然と輝く『少女コマンドーIZUMI』」が、期間限定配信ながらYoutube上で公開されているのである。私の記憶が正しければ、DVDボックスがこれも限定販売された位で、先行する『スケバン刑事』シリーズと比べてもなかなか観る機会に恵まれなかったこの『少女コマンドーIZUMI』を、ネット上で、しかも無料で観賞できるなんて……!!!(実はストリーム配信のことは以前から知っていたが、てっきりAmazonプライムのような有料配信だと思い込んでいたので) 制作会社である東映さんの心意気には、ただただ感謝!感謝である!!

 

 

 

 オンエア当時、全話VHSテープに録画したはずなんだけど……否、それ故“CM抜き”の操作に追われ、しかも録画した安心感から敢えて顧みることもなかったので、殆どきちんと視聴した記憶がなく、そのストーリーもディティールもおぼろげにしか覚えていなかったので、今回の再観賞は実に新鮮だった。それにしても、第1話の冒頭というか、のっけから紺のセーラー服、赤いセーラーネクタイ(スカーフ)の出で立ちに、両手に黒のグローブ(プロテクター)を装着した、昭和ヒロインアクションの“王道コスチューム”に身を包んだ、五条いづみ(五十嵐いづみ)が、あの凜とした表情でアジトから脱出を図るシーンにまず圧倒される。ホント、こういうのが観たいんだよ! 今の映画・ドラマの作り手の皆さんよぉ!

 


 「戦闘マシンとして洗脳・訓練された女子高生が、やがて自我を取り戻し、本来の敵に戦いを挑む」という設定は、今までご指摘いただいたように拙作『電光石火☆八城忍』(写真上)に引き継がれているが、コスチュームから言えば、『特命探偵☆葛城アキ』のクライマックスのヒロインの衣装(写真下)そのものである(;^_^A  そのことからも当方の「広島発ヒロインアクションムービー」シリーズは、この『少女コマンドーIZUMI』を始め「昭和60年代ヒロインアクションドラマ」の完全なる影響下にあると言っても過言ではない(;^_^A (;^_^A 
 
 この『少女コマンドーIZUMI』だが、現在第4話が配信されているものの、限定配信故、第一話を除く各回の作品は毎週更新されてしまう運命にあるだけに、毎週水曜の21:00はとにかく万難を排して要チェックだ! この機会に、往年のファンのみならず、少しでも多くの若い人に、昭和のヒロインアクションを堪能してほしいものである(^^)

 


 それにしても、昨年よりあらゆるCS局で定期的に放映されるようになった『セーラー服反逆同盟』といい、今回の『少女コマンドーIZUMI』のネット配信といい、一時期“幻の作品”と位置づけらるくらい観賞の機会が絶たれていた作品が、次々再放映される中、そろそろ「昭和60年代ヒロインアクションドラマ」の“本丸”に“登場願っても罪はないはずである。そう、『こんな学園みたことない!』である!! こんなことを書いては大変失礼かもしれないが、「スケバン刑事」シリーズの端境期に「スケバン」と冠されることなく制作放映され、視聴率で苦戦した挙げ句、打ち切りの憂き目に遭った『少女コマンドーIZUMI』でさえ、このようにネット配信されるのだから、オンエア時に好評を博して全話(24話)を全うした『こんな学園みたことない!』が再放映できないわけはないであろう。そろそろ制作者(もしくはこのドラマの権利を有する者)は、今の流れに乗ってソフト化を実現するか、もし何かしらソフト化ができなり理由があるのならば包み隠さず報告する義務があるだろう。この作品に再び日の目を見せるか否かは、版権者が決めるのではない、この番組のファンが決めるのである!!

 

ワルキューレさやかの勇姿を再び拝見できるのはいつ?