神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

あなたがターゲット!

 現在6話までの配信が終わっている『少女コマンドーIZUMI』。もうDVDも手に入らない(もしかしたら限定BOXはヤフオク辺りであるかも……)本作が、こうやって毎週youtube上で、しかも無料で観賞できるなんで夢のような話だ(;^_^A

 

 さて、今回の配信で嬉しいのは、予告編後のアヴァンタイトルである「あなたがターゲット! バ~ン!」も収録されている点だ。劇中殆ど表情を見せずいつも仏頂面の五条いづみが、この時だけは素の五十嵐いづみに戻ったような感覚で、そのコントラストが素敵で、特に印象に残っていた。当時まだ20代だったが、職場の同僚にもこの番組は結構勧めていて、その頃の感想として、「ラストのあの表情がいいね」なんて言われたこともあったっけ(;^_^A

 

 

 ところで、上記のようにいつも仏頂面で、しかも第一話を除きほとんどセーラー服姿を披露していなかったと思い込んでいた、この『少女コマンドーIZUMI』及び五条いづみだったが、今回再見して、意外にもいづみは表情が豊かで、アヴァンタイトル以外でもよく笑いよく会話していた。しかも学園のシーンも結構あり、あの『スケバン刑事』以降連綿と続く、ヒロインアクションの必須アイテムである、セーラー服(それもやや野暮ったい)に赤いスカーフ(セーラーネクタイ)といういでたちを何度も見せてくれていた。まあ。戦闘シーンはやはりそうじゃなかったけど……いやはや思い込みとは恐ろしいものであるヾ(- -;)

 

 だた、思ったより魅せてくれるいづみのセーラー服姿を見るにつけ、はやり本作は『スケバン刑事Ⅳ』にならなければならなかったのだと痛感させられる。本来番外編となるはずだった『スケバン忍法帖』を『スケバン刑事Ⅲ』としてしまい、原作者、和田慎二氏の逆鱗に触れてしまったことが本当に悔やまれる。もしそれがなければ『少女コマンドーIZUMI』は正式な『スケバン刑事』サーガの中に組み込まれる形になっただろうし、小林亜也子主演の『スケバン刑事』新シリーズの可能性もあったはずだ。

 

 

 これもまた歴史の“イフ”である……