神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

「こんな学園みたことない!」ソフト化に期待する“この胸のときめき”を!

 日本映画専門チャンネルで1月から始まった「プレイバック!アイドル黄金時代~80年代アイドル映画Collection~PART2」のラインナップについて、先日のブログで言及したけれど、実はその際に挙げた『パンツの穴』『ザ・オーディション』『夏の秘密』よりも、放映が決まったことに文字通り「胸が“ときめいた”」のは、今回のラインナップの中に『この胸のときめきを』があったことだ(洒落じゃないよ(;^_^A)。それというのも、こちらのブログで何度も話題に取り上げている奥田圭子の数少ない映画出演作品だからである。

 

 

 

 80年代にアクションドラマの主人公や大映テレビドラマのメインキャスト、そして数多の時代劇で活躍した奥田圭子の出演映画が、本作とデビュー作である『パンツの穴はな薔薇畑でインプット』の2本しかないというのは意外な話だが(その分歌やドラマ出演にウエイトを置いていたといえるかもしれないが)、そんな貴重な一本が、今回の「80年代アイドル映画Collection」のカテゴリーで放映されるとは……それまでのラインナップといい、この企画担当者とはとても気が合いそうだ(;^_^A

 

 昨年はくしくも、奥田圭子主演の時代劇や2時間ドラマを多く録画・視聴する機会に恵まれた。しかも単発の時代劇のみならず、この年末年始には、彼女がメインキャストの大映テレビドラマ『天使のアッパーカット』『おんな風林火山』が相次いで放映され、奥田圭子の露出が日増しに増えてきているような気がする。あいにく一部のBS放映を除き、そのほとんどがCSの有料放送なんだけれど、何だかこの雰囲気、勢いが、ここでも何度も話題にしている『こんな学園みたことない!』のソフト化や放映に繋がる道筋になってるんじゃないかって思えてならない……っていうか思いたい。

 

 上記の大映ドラマは過去に何度も放映されているようで、それ自体は大きな出来事ではないんだろうけど、こうやって、我々にしてみれば「奥田圭子繋がり」と関連付けてしまうこの2作品が立て続けにCSの電波に流れた事実は見過ごせない。無論これが、大映テレビ制作でもない、そしてTBS系とも違う『こんな学園みたことない!』のソフト化に直接つながるとは思いにくいが、こうやって頻繁にBSやCSで放映される80年代のテレビドラマにおいて、特徴的なルックスとたぐいまれなる演技力(特に泣きの演技)、そして和装も洋装もよく似合うスレンダーなボディーや鮮やかな身のこなしで多数出演している彼女の姿は、初見の視聴者にも、「この娘は誰だろう」て印象に残ってるんじゃないかな。ましてや彼女の活躍の時期が80年代に集中しているから猶更だ。

 

 もし仮に『こんな学園みたことない!』がソフト化できない理由(『ウルトラセブン』第12話や『怪奇大作戦』第24話のような)があるのだとしたら、制作会社・局サイドはそれをこのドラマのファンに明確に伝える義務があるし、もしソフト化に何の支障もないのならば、即座に我々が観賞できる環境を整えるべきである。本作のソフト化に向けての様々なアプローチがされているが、そんなファンの機運があること自体、ドラマに撮っても制作会社・スポンサーにしても幸せなことではなかろうか。局サイドとしても、海のものとも山のものとも知れぬ過去の番組を恐る恐る放映するくらいならば、確実にそれを待っているファンがいるドラマを放映する方がよっぽどリスクが少ないだろう。そうしないと、視聴率(ひいては契約獲得)アップのチャンスを逸してしまうかもよ。

 

 拙ブログが、そんな上部の関係者に読まれるとは思わないが、とにかくファンはそのような思いを持っていることだけは記しておきたい。