神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

OL姿のヒロイン

 かつて『ショムニ』のように、OLがテレビドラマやVシネのトレンドになっていた時期があった。また風営法改正と共にすっかり廃れてしまったが、「OL」という“職業”「というか呼称は、「女子大生」「看護婦」「スチュワーデス」「女教師」などとともに成人映画の恰好の題材にされていた時期もあった(その分野では日活ロマンポルノの麻吹淳子が筆頭に挙げられるかヾ(- -;)ヾ(- -;)ヾ(- -;))

 

 それはそうと、当方の制作した近年の“広島発ヒロインアクションムービー”シリーズの中で、劇中「OL」とことわっているわけではないが、新人のOLっぽいリクルートスーツに身を包んだヒロインが2人登場する。

 

 

 一人は『特命探偵☆葛城アキ~郷土の怒りをぶちまけろ~』の葛城アキ(綿谷みずき)。彼女は婦人海上自衛隊上がりの新米探偵という設定で、相手によって……否、上司・伊吹の好みによって劇中いろい衣装を着せ替えさせられる設定ながら、そんな彼女の“素”の姿・衣装として、冒頭とラストにOL衣装で登場する。

 

 

 逆に『学園特捜☆伍代聖羅~戦士の休息~』の伍代聖羅(山内美沙希)は、文部科学省高等教育局環境改善課に所属するエージェントとして、普段の世を忍ぶ仮の女子高生姿から、一たび任務を遂行する際に、このOL衣装に身を包む。そう考えると前出の葛城アキと伍代聖羅では、同じリクルートスーツでも、その役割は真逆だった入りする。

 

 OL衣装といえば、スーツの他に、各企業が準備した制服があったりして、これも女子高生制服同様、各社各様で実に華やかだ。背広姿で十分通用する男性と違い、とかく女性のみ制服を強要するのは、男女平等の見地からいえば前近代的なんだろうけど、魅力的な制服を着用することは、それはそれで素敵なことかもしれない。もっとも、こんな制服姿のOLキャラを当方の映画でも出演させたいとは思うものの、詰襟やセーラー服と異なり、デザインも千差万別で、しかも制服故ある一定数を確保しなければオフィスのシーンなど撮れないのが難点だ。

 

 まあ、本来「OL」とはオフィスレディーの通称で、企業で働く女性の総称のわけだが、それを衣装の見地で考えてしまうのも、映画人の悪い癖なのかもしれないな(;^_^A