カープ・長野の違和感と期待感
如月に入って、NPBのキャンプもたけなわとなり、いよいよ2019年の球春もスタートした感がある。こと今年に関しては、「平成最後」のサプライズ・長野久義のまさかの人的保障カープ入りに端を発した一連の喧噪が際だっている。
まさか長野が、あのカープのユニフォームに袖を通す時がやってこようとは……だって、2回のドラフト入団の機会(それもパでは贔屓にしてるファイターズとマリーンズ)を反故にしてまで貫いた讀賣愛。カープファン以上に“スーパーアンチ讀賣”の我が身としては、到底受け入れられない“超ヒール”だ。だからこそ、パリーグ球団を“袖”した長野が、それ以上に貧乏田舎球団のカープユニに“袖”を通す場面は実に衝撃的且つ“敵”ながら気の毒だった。
それにしても、赤いユニ姿の長野なんて、第一次大戦で敵のドイツ軍に強奪されて鍵十字をつけたイギリス軍のマーク4戦車(この例えわかります?)のような違和感を覚える。また、笑顔で対応する姿も、新日本で暴れたタイガー・ジュット・シンが、突如クリーンファイトで序盤を戦うような“いつ「手のひら返して」本性出して暴れるんだ」なんて不信感でいっぱいになってしまう。挙げ句は、會澤や鈴木誠也といった“FA予備軍”に讀賣の良さを吹聴した挙げ句、一年で彼らを引き連れて“逆FA”しちゃうんではないか……そんな“ダブルクロス”の危険な香りをどこかしら感じてしまう。
でも、それでもきっと応援しちゃうんだろうな(;^_^A