神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

『アイアンガール』 安心感半端ないクールビューティ!

 今から2年前の記事で触れたことのある『アイアンガール』http://blogs.yahoo.co.jp/jinguji_ipf_s1986/25781002.html

 『ゼイラム』のイリアを彷彿させるクールビューティぶりに、いつかは観たいと思っていたヒロインアクションムービーなんだけれど、先週初めて覗いたレンタルショップで偶然にも発見し、ようやく観賞と相成った。

 ストーリーは、予想していた通り、主人公のアイアンガール・クリスが、荒廃した近未来の街で、野盗のごとき無法者集団“クレイジードッグス”からとある集落を守る救世主として登場する、『七人の侍』“一人女版”といった趣の痛快ヒロイン活劇だった。

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 この作品の最大の魅力は、“アイアンガール”の圧倒的な強さに尽きる。後半は制作者の“遠慮”からか、お決まりの葛藤・敗北・そしてピンチの連続を迎えてしまうんだけれど、個人的には尺が90分から60分に減ってでも、「市」や「拝一刀(トミーの映画版の方)」のように、全編ぶっちぎりの強さでなんの躊躇いもなく悪を退治してほしかったくらいだ(^^)

 件のアイアンガールを演じる明日花キララは、AV女優ということもあって、必然性のない「胸チラ」が2度もあったりするものの(それ故か「PG12」扱い)、見事に究極のクールビューティぶりを発揮し、「もしかしたらロボットかサイボーグ」と思わせる心憎いまでの演技を魅せてくれている(しかもその正体は最後まで曖昧なまま)。身体能力も長けていて、演技とはいえ多彩なキック(橋本真也ばりの「水面蹴り」まで!)を惜しげもなく披露してくれていて、胸の空くような殺陣ぶりだった。その動きにマッチするかのような、アンドロイド然とした衣装も素晴らしかったよ(^^)

 何しろタイトル(『アイアンガール』)といい、ありがちなストーリーといい、実に“ベタ”なんだけれど、反面“安心感”半端ない展開で、そこが良かったよ(^^) 最近ひねりすぎの映画が多いだけに、こんな“普通”の映画をもっと観てみたいものだ。
 
 と云うわけで、またもや4年も前の映画のことを書いてしまったけれど……実はこの『アイアンガール』の“2”が、新作映画として昨年公開されていたそうだって……(;^_^A

※PG12故、予告編視聴は要注意!