神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

『銀座旋風児』を観た!

 今日はBSで“CS”を観戦していたが、相変わらずのふがいなさに“CS”を諦めBSのチャンネルを切り替えたところ、何と『銀座旋風児』を放映しているではないか! 勿論そこからはエンドマークまでただひたすらマイトガイの勇姿を堪能したね
 
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 『銀座旋風児』といえば、主人公・二階堂卓也の痛快な活躍を描く、マイトガイこと小林旭にとって『渡り鳥』『賭博師』と並ぶ“シリーズ”ものである。クールを装いながら実は人情に脆く熱い『渡り鳥』の滝伸次とは異なり、二階堂卓也は飽くまで“キザ”に徹している。そこら辺りは、『多羅尾伴内』における“正義と真実の使徒”藤村大造にも一脈通じるところがある。
 
 さて、今回は、一時は亡き者にされたと思われた二階堂卓也が、見え見えの覆面(とは云っても舞踏会などの目だけ隠すもの)をかぶって、キャバレー“モナコ”での演奏の幕間に登場し、司会者を装いながら、オーナーでもあるワンこと堀田剛造の目の前で彼らの所行を暴露する、というクライマックスのシーンから観賞。実にオイシかった
 
 キャストも、ヒロインに浅丘ルリ子、仲間である情報の政役に宍戸錠、と常連メンバーが脇を固め、悪のボス格でもある堀田には芦田伸介、それ以外にも、藤村有弘、白木マリ、西村晃といった常連が多数参加しているのは、キャストがもろ他作品と重なってしまうが、そこら辺りも含めて見ていて実に嬉しい。
 
 CSではなく、BSで本作が観賞できたのは、とても感慨深いのだが、実はその前に、こちらはCSで『ギター抱えたひとり旅』なる、あたかもマイトガイの“セルフパロディー”のようなタイトルの映画も放映されていて(こっちの方も芦田伸介が同じように悪役として登場)、まさに朝から晩までマイトガイづくしの一日だった。
 
 それにしても、最近は、野球に飽きてチャンネル換えたらすんごく面白い邦画やってたり、『修羅雪姫』見終えてチャンネル換えたら、たまたま『キックアス』のクライマックスの大殺戮を堪能できたり、と、あたかも“予定調和”な観賞生活がここん所続いているな