神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

昭和の“徒花” アイドルユニットたち

 昨晩、CSの歌謡ポップスチャンネルで往年のNHK歌謡番組「レッツゴーヤング」が放映されていて、そこで久しぶりに少女隊を観た。歌もデビュー曲(だったかな?)の「FOREVE」で、勿論、安原麗子藍田美豊市川三恵子の初代オリジナルメンバー。個人的には、デビュー当時は鼻持ちならないアイドルのイメージしかなかった彼女らが、今は亡き広島東宝で1985年に観賞した『クララ白書・少女隊PHOON』で実にピュアな演技をしたのに感激して、しばらく贔屓にしたことのあるアイドルグループだ(この間吉川晃司のデビュー作『すかんぴん・ウォーク』が日本映画専門チャンネルで放映された時、シリーズ第三作の「『ユー・ガッタ・チャンス』は劇場で観たよなあ」なんて思っていたら、実は『クララ白書』の同時上映だったって、今気づいた(;^_^A)。劇中彼女らが歌う「お元気ですか?マイフレンド 」はスローでスィートな歌で、今でもお気に入りだ(;^_^A

 

 

 

 

 そういえば当時、「セイント・フォー」や「スターボー」といった、少女隊と同じようなアイドルユニットが前後して次々とデビューし、そして泡沫の如く消えていった。今思えば、当時のこの3グループのメンバーは、皆1960年代、つまり先の東京オリンピックの頃に生まれた世代ばかり。ほぼ私と同年代だ。思えば彼女らが活躍した時代は、大学生から就職したての頃だったよ(;^_^A

 

 それにしても、元々「レッツゴーヤング」って番組は、あたかも“就職試験の集団面接”のような、有象無象の若手アイドルに門戸を開放する“登竜門”的な歌謡番組だった。事実、今回観た回も、矢野有美桑田靖子田中久美といった“泡沫”アイドルが、それでもバックダンサーを従えて精一杯の歌唱を披露していた(個人的な話ながら、桑田靖子のデビュー曲『脱・プラトニック』はシングルレコードを購入してたよ(;^_^A)

 

 それはそうと、スターボーはともかく、少女隊もセイント・フォーもデビュー間もなく映画の主演を張っていたのが印象的だ。『クララ白書』での少女隊はいかにも等身大な女子高生を嬉々として演じていたが、『ザ・オーディション』におけるセイント・フォーの面々はかなりぶっ飛んだ役柄だった。もっとも、のちにBSで観た時には、反骨のプロデューサー役の世良公則が、大好きだった『CFガール』の時のCMディレクターのまんまのキャラだったんで、結構楽しめたのを覚えている(更に書くならば、本来ここでは「パンジー」主演の『夏の秘密〉についても語らなければならないんだろうけど、その話題はまた後日……ヾ(- -;)。

 

 でも、もう「知命」を優に過ぎたであろう今の彼女らに思いを馳せるにつけ、改めて「嗚呼、昭和は遠くなりにけり……」を実感してしまう( ノД`)