箱書き
現在、新たな活動に向けて台本を鋭意執筆しているのだが、実は先々日、久しぶりに“映画の神様”が微笑んでくれたのか、画期的なストーリー展開の知恵が浮かんできた。しかしながら、その選択をすると、どうしても元々考えたストーリー上、つじつまが合わなくなる(というかストーリーが先に進まなくなる)、という事態に陥ってしまった。
映画における台本執筆前の作業として、プロはよく“箱書き”なる手段を講じていて、私も毎回、シーンを細かなピースにしていく“箱書き”を欠かさず準備してきた。この利点は、物語の繋がりに窮した場合、細かなシーン毎に書き込んだ紙を切り分けて、それを実際に並べ替えながらストーリーのつじつま合わせをしていける点にあるのだが、その作業を駆使し...
とにかく面白い話にしたい。不条理な展開で“作り手ばかり判っている”状況を防ぎたい。例え“予定調和”と思われようとも……それ故、現在の不自然さに目をつぶったまま先に台本を進めることが出来ず、悩んでいる。
おそらく後もう一ひねりすれば全てが解決しそうなんだけれど……もう少し頑張ってみるしかないな