神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

SFホラームービーにおける「眼」の取り扱いについて

 先日、『ゴジラ FINALWARS』を検索しようとして「FINAL」で探していたところ、何とも奇妙な画像に突き当たってしまった。
 
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 いやはや何とも痛々しい、といおうか、この先何が起こるか想像するだけで、背筋がビリビリしてしまう  背景の雰囲気から「もしやこれが『トータルリコール』リメイク版のスチールか?」と思ったりもしたが、実は『ファイナル・デッドブリッジ』なる映画のワンシーンだった。
 
 この『ファイナル・デッドブリッジ』という映画は、“辛くも九死に一生を得た人間も、予め運命づけられたその“死”からは逃れられない」をテーマにした『ファイナル・デスティネーション』シリーズの1本で、吊り橋落下の惨劇から奇跡的に助かった主人公を含め8名が、逃れられない“死の運命”によって、予定されていた死よりも数倍凄惨な死を与えられる、というストーリーらしい。件の写真も、生き残りの一人・オリヴィアが、レーシック治療の最中に、暴走した機器のレーザーにによって目を焼かれた挙げ句、ビルから転落して壮絶な死を迎える、その一瞬前の画像のようだ。
 
 ところで、このスチールを観て、過去見知った、似たようなシーンが思わず脳裏を駆け抜けてしまった……
 
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 上から『スペースサタン』(ファラ・フォーセット・メジャーズ!)、『サンゲリア』、『ゾンゲリア』。どれもホラー系の作品だ(『スペースサタン』はSFサスペンスホラー)。いずれにしても眼だけは“無防備な器官”だけに、こんな責めは反則だよ 確か上記の『サンゲリア』はかの『グラインドハウス』でタランティーノがロドリゲスに「こんなシーンを撮れよ」ってけしかけた挙げ句、『プラネット・テラー』において件の“眼攻撃”を、役者出演したタランティーノ自らが体感する羽目になったそうな ちなみに、ウチの映画ではとてもこんなシーン撮れないよなぁ、怖すぎて まあ、こんなシーンはプロの映画人の卓越したメイク技術に任せておくよ
 
 ちなみに一番上のオリヴィア嬢のカット、実は『時計jかけのオレンジ』におけるアレックス(マルコム・マクダウェル)矯正シーンのそれに、実は一番雰囲気が似ているようだ……結末は全然違うけれど……
 
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 いずれにしても“眼”はイカンよ……