神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

豪華すぎる「使い捨て軍団」大いに羽ばたく!

 愛すべき“使い捨て軍団”『エクスペンタブルズ』シリーズ。当初は、最近パッとしないシルヴェスター・スタローンが、“アクション畑”でくすぶっていた“ボンクラ”をかき集めて結成・製作した「文字通りの“使い捨て集団”だよな」って高をくくっていたが、単なる80年代系アクション映画ファン(かく言う私も……)の「昔は良かった」的な懐古主義に填らず、しっかりエンターティナーしているところが何とも清々しい。
 
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 しかも、『2』においては“仇敵”“商売敵”であったはずの、アーノルド・シュワルツェネッガーまで担ぎ出し、もはややりたい放題!(「ジャンジャンジャジャン ジャンクロード! バンバンババンバンバ バンダム」も敵役で競演!)  そして今秋公開される『エクスペンタブルズ3 ワールドミッション』では、ついに(リアルに)出所したウェズリー・スナイプスを起用して、懸案だった「黒さが足りない」面をカバーすると共に、メル・ギブソンアントニオ・バンデラスハリソン・フォードといった“御大”まで担ぎ出してしまった! 主要メンバーのヒット作における興行収入を合わせたら、一国の国家予算に相当する“3兆円”軍団の結成である! 何とも豪華で何とも凄まじい。これでは逆にジェット・リードルフ・ラングレン、ジェイソン・スティサム辺りの常連俳優が実に幸福に思えて仕方がない。だってこんな凄い現場で演じられるって、素敵すぎるもの
 
 これでは、「おそらくこんなモン撮ったら、ギャラだけで天文学的数字になるよ」なんて思っていたこの予告篇が現実になるのもそう遠い話ではなさそうだな
 
 
 ところで、私は今、この映画のチラシを机の横に置き、眺めては気持ちを奮い立たせて新作映画の台本制作に励んでいる。別に今集結しつつあるスタッフキャストを「エクスペンタブルズ」と思う気持ちは毛頭ない。実に優秀且つ熱心なメンバーが新作に協力してくれている。単に私個人が「エクスペンタブル」なだけだが……
 
 それでも映画製作の現場から離れて久しく、多くの方の活躍を横目で見ながら腐っていた、今やすっかり“一人エクスペンタブル”になってしまった自分も、彼らのようにここでひとつ頑張って“格好”つけないといけない、なんて思っている それこそ『スペースバンパイア』なんて素敵なSFスペクタクルを反骨精神で作り上げた、トビー・フーパーダン・オバノンジョン・ダイクストラら当時の“エクスペンタブルズ”に敬意と思いを馳せて……