神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

これが『キルビル』のプロトタイプ!

 『キルビル』を再見する直前に、ようやくCSでやってた『修羅雪姫』を録画して、最後まできちんと観たんだけれど、やっぱり壮絶だったなぁ……展開のテンポの良さも去ることながら、鮮やかな殺陣、長ドス一丁で並いる男たちをバッサバッサと斬りつける鹿島雪の華麗な“ドスさばき”など、その素晴らしさは枚挙に暇がない。雪が多少の傷を負いながらも男たちには圧倒的に強い、ってのもいい。まさに“ヒロインアクション”の“王道”といってもいい作品だった。
 
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 さすがタランティーノがリスペクトするだけあって、幼少期の鹿島雪の修行シーンや随所に登場する雪の中での戦闘シーンなど、もろ『キルビルのウマサーマンのそれを彷彿させたよ(^^)

 それにしても梶芽以子は『女囚さそり』シリーズの極限的な扱いに辟易して東宝に移籍したハズなのに、その主演作がこれとは……可哀相というか……素晴らしすぎる“キャライメージ”というか……(^^) そう思うと、東宝(東京映画)にしては血糊の量(および色合い)が、これまた“東映チック”だったなぁ(^^)  とは言っても、後年の“金田一耕助シリーズ"もこんな血糊だったよなぁ……(^^)

 何より、この映画の封切り時、同時上映は渡哲也の『ザ・ゴキブリ』! さすが70年代邦画は"外さない"よ(^^)   つうか、リアルタイムで劇場で観たかったなぁ……広島宝塚劇場で(^^)