神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

香港クンフー映画の新発見2つ

 過日、CSにて『死亡の塔』を観賞。かの“強引ブルース・リー出演映画”だ。よってポスターもDVDジャケットもセンターはブルース・リー。しかしご存じのように、肝心のブルース・リーの死後久しく、『死亡遊技』同様、彼の人気に便乗して無理矢理作った映画の一本だ。後の数多のブルース・リーそっくりさん(ブルース・リ、ドラゴン・リー、ダニー・リーなど“雨後の筍”のごとく存在)映画と比べたら、まだ少しでも本物が出るだけましだが、それでも過去の僅かな未公開フィルムを繋ぎ上げた“パッチワーク映画”。香港映画界の商魂のたくましさにただただ圧倒されるばかりである
 
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 ところでこの作品、うんと昔NHKBS2(ここら辺り古いですな)で放映された時には、池上増上寺でビリー(リー)が死ぬシーンで観るのを断念してしまったため、噂に名高い「地下に伸びた“死亡の塔”」シーンを観たことがなかったのだが、今回初めてラスト付近を観る機会に恵まれて、思いがけず怪しくチープな「死亡の塔」を拝見できて、意外に面白かったよ。まさか「死亡の塔」がこんなにSF[チックだったとはね
 
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 改めて“真面目”に観たくなったよ
 
 お次は『新座頭市 破れ!唐人剣』。これもうんと前の観賞なんであまり記憶に残っておらず、今回これまたCSで再観賞。
 
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 この映画、ブルース・リージャッキー・チェンの前にクンフーブームを作り上げ、また“黒社会”との繋がりも深い、いかがわしさ満点のジミー・ウォング勝新座頭市”との一騎打ちを描いた作品だ。このジミー、代表作はなんと云っても「片腕ドラゴン」。隻腕(左手のみ)の武道家を描いた痛快残国娯楽活劇シリーズだ(個人的には『片腕カンフー対空とぶギロチン』が大好き)。
 
 で今回ようやく気づいたのだが、この作品のジミーはなんと隻腕(しかも左手)。これって噂通り「片腕ドラゴン対座頭市」だったんだ、と改めて感心した(タイトルもそうすりゃ良かったのに……)。それにしても、共に身体のハンディキャップを背負いながら、超人的な活躍を魅せる刺客同士なので、ラストの闘いは凄かったよ! まあ“エセ聾唖者”の小悪党・佐村河内某は彼らの爪の垢でも煎じて飲むことだな……ていうか、お前まだ言い逃れしてんのか、オイ!
 
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 さて、これまでの話を“強引に”ヒロインアクションムービー”に結びつけるとしたら、さしずめ彼女の登場かな
 
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