神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

広島発エクスプロイテーションムービーはこれだ!

 以前、企画だけで終わった『学園特捜☆伍代聖羅』。仮にこのシリーズが実現化していたならば、こんな話がどうだろうか?
 
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  主人公の伍代聖羅は、“裏文科省”所属の“隠密教師”。都内(丸の内)より各県の学園内の紛争を秘密裏に解決する任務を帯びている。

 そんな折り、広島市の某高校で、女子高生の猥褻な画像がネット上に出回る、という事件が発生した。彼女は美術部員。校内での事情聴取に於いても、心当たりがないの一点張り。謎が謎を呼ぶ。

 そこで聖羅は、“裏文科省”の権限を利用し、某高の臨時職員として所属、内偵を始める。その過程で、彼女は件の生徒が所属する美術部l顧問・志村河内責(せめる)教諭と面会する。
 
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 彼は盲目の美術教師にして美術家。高校生の頃から視力を失い、常に激しく明滅する光の幻影に悩まされながらも、不屈の闘志で、カンパスに絵を描いていく。彼に言わせれば、突然内からあふれ出るイメージを、手探りながら書き連ね、それがまた実に写実的に描かれており、「盲目の天才画家」として某右傾テレビ局MHKの特番も放映されたほどの有名人だった。しかし聖羅は、彼の描く絵画を見つめるうちに、明らかに視覚に頼らなければ描けない箇所がいくつもあることに気づき、彼に不信感を抱く。
 
 その後、渦中の女子高生に近づき、彼女から、実は一度、放課後の美術教室において志村河内教諭の前で全裸になったことを告白する。しかし「先生は目が見えないから脱いだ。あくまで先生はイメージを求めただけ」と彼をかばうばかり。顧問として信頼しているらしい。
 
 そんなある日、彼女は志村河内から再び放課後の美術教室に誘われる。そして再び強要されるままに全裸になる彼女。すると志村河内は「今度は彫塑を作りたいから、君の肉体をしっかり触れてみたい」と、あろう事か彼女の身体に手をのばし始めた。そこへ突如激しい光が、思わず目を覆う志村河内。しかしその光は目が見えなければ反応しないはず。そこに立っていたのは伍代聖羅。彼女は志村河内の偽りの姿の化けの皮をはがすべく、強力ライトを用いたのである。そして偽「盲目の天才画家」志村河内は、あえなく聖羅の怒りの鉄拳に伸されてしまうのであった。
 
 やがて、志村河内の一連の絵画にはゴーストライターが存在したことが発覚。「視力は3年前に回復した」と嘯くも、志村河内は哀れ塀の中に送り込まれることとなったのであった………
 
 勿論こんな映画撮れるはずもないが(撮ったら学園ポルノになっちゃう)、こんなバカなことを考えるくらい、広島人としてかの一件には憤っている。ちなみにタイトルは『学園特捜☆伍代聖羅~エセ芸術家の仮面をはがせ!~』である