神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

剛力彩芽と“白鳥のジュン”

 科学忍者隊ガッチャマン」におけるG3こと白鳥のジュンは、“ヒロインアクション”マニアのみならず、リアルタイムでこの漫画映画(当時は“アニメ”なる呼称はなかった)を観てきた者にとっては永遠の“セクシーヒロイン”であった。白い清楚なコスチュームに白いロンググローブにロング(遙かニーハイ)ブーツ。表情が十分露出する程度の粋なヘルメット、可憐なマント、という出で立ち。正直、ヒッピー風の日常服姿より、科学忍者隊に変身後の姿がグッとくる……そんなキャラクターだった。
 
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 それ故に、その実写化は、世の“大きなお友達”にとっては究極の願いであり、いっそ「『ガッチャマン』の実写化よりも、まず“白鳥のジュン”の単体でもいいから実写化を!」と望む輩が多数存在したことは想像に難くない。そんな邪な願望は、一足先に「ヒロピン」市場で花を咲かすことになるのだが……(無論それを望んだ者も多いと思うが……
 
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 そんな“大きなお友達”にとって、昨年の「科学忍者隊ガッチャマン」実写版は、大いなる期待を持って受け入れられたことと思う。ただし“白鳥のジュン”のキャスティングに関しては厳しい目が注がれたことは想像に難くない。おそらく、究極の若手セクシー女優に是非演じて貰いたい……そんな気持ちが満々していたとだろう。しかしながら、“白鳥のジュン”のポジションを射止めたのは、あろう事かボーイッシュな魅力を売りにする剛力彩芽。正直失望した者は多かっただろう。彼女には健康的な女性美はあるものの、背徳的な(つまり邪な)色気は出せない。“ヒロピン”の題材にもなりうるセクシーさを敢えて拒絶したようなキャラなのだ。
 
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 聴くところによると、実写版『ガッチャマン』は興行的にもふるわなかったようだ。その責任者として多くの者が“剛力彩芽”をその戦犯にあげてるようだが、彼女の演技云々よりも世のスタッフが、「ガッチャマン」のいろいろな魅力についてきちんと検証しないまま、制作にGOサインしたことに大きな問題がある。
 
 ちなみに、映画がこけたせいではないだろうが、ネット上に流れている、剛力彩芽版「白鳥のジュン」のスチールはこの一枚しかない。そんなことを検索したことがきっかけで。思わぬ事態に陥ってしまうのだが……この続きはまた………