剛力彩芽には"クールビューティー"を
映画『ガッチャマン』における、剛力彩芽演じるG3=白鳥のジュンのスチールが殆どネット上に流れていないことは以前も書いたが、その数少ないスチールから推測するにつけ、スレンダーな紫のボディースーツ姿は、決して世の『科学忍者隊ガッチャマン』ファン、とりわけ“2次元界”においてもっとも女性の色香を醸し出していた(その双璧が『CATS EYE』か)「白鳥のジュン」ファンには、到底受け入れがたいものだったに相違ない(まだ作品は未見ながら、私もその一人)。
ただ、剛力彩芽の“ボーイッシュ”は魅力は、実にアクション向きだと思う。彼女がどれだけアクション演技をこなせるかわからないが。あのショートカットでスレンダーなボディー、愛くるしそうでいて実は無表情の冷徹さを併せ持った彼女ならば、チームの紅一点、というよりも孤高のヒロイン像の方が似合っているのではなかろうか。悪役でもいいし、「ターミネーター」シリーズのようなアンドロイド戦士、なんてのも合っていそうだ。そういう意味では、アクションヒロイン向きの彼女が唯一似合わない役柄こそ、ムッチリした大人の女の色香がムンムンの「白鳥のジュン」だったのでは、と今更ながら思う。