神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

何代目”スケバン刑事”?

 あくまで私感ながら、現在20歳前後の女性に「さき」という名が結構多いような気がする。しかし、読みは「さき」でもその名に充てられた漢字は千差万別、数人「さき」が集合しても、同じ漢字の子のいる確率はほとんど皆無である。
 
 もっとも、その理由には心当たりがあって、この世代の父親にあたる世代は、青春期に「スケバン刑事」から多大な影響を受けた世代に他ならない。しかもその主人公の名は「麻宮”サキ”」、つまり元々漢字があてがわれていない。だから漢字の共通点を持たない「さき」の名の多さは、そのまま当時の「スケバン刑事」がいかに世の若者(もちろん男性)の支持を受けていたかを伺える証拠だと思っている(実際、『メイド刑事』で南野陽子との共演を果たした福田沙紀は、マスコミ用のリップサービスだろうが、自分の名は『スケバン刑事』のファンだった両親による命名だったとコメントしている)
 
 さて長い能書きはともかく、まずはこのスチールを観てほしい。
 
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 な、なんと、昭和(80年代)のテイストに満ち溢れた”麻宮サキ”ではないか! 
 
 実はこのスチール、「SPEC 零」なるスペシャルドラマに登場するキャラクターだそうで演じるのは川島海荷。しかもこのスタイルで車椅子という設定らしい。どうもスタッフの”悪ノリ”で本来ないこんなキャラクターになったようだが、そんな”悪ノリ”は大歓迎だぞ!
 
 南野陽子とのツーショットもあり、”二代目公認”のキャラ・コスチュームらしいが、果たしてどんな活躍を魅せるか……興味は尽きない。
 
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 それにしても松浦亜弥版『スケバン刑事』で初代・麻宮サキを彷彿させる役で斉藤由貴が出演したり、前出の『メイド刑事』やこの「SPEC 零」で”スケバン刑事もどき”とくだんの南野陽子が競演したりと、初代・二代目とも”麻宮サキ”はそれぞれ活躍しているなぁ……
 
 
 
 川島海荷「SPEC 零」で謎のスケバン刑事に “先輩”南野陽子も太鼓判   
http://eiga.com/news/20130814/2/
 
[映画.com ニュース]2013年8月14日 06:00
 戸田恵梨香加瀬亮が主演し、堤幸彦監督が手がける人気シリーズ「SPEC」のスペシャルドラマ版「SPEC 零」に、女優の川島海荷9nine)が謎のスケバン・上野真帆役で出演することが決定。1980年代に一世を風びした「スケバン刑事」を彷彿(ほうふつ)とさせる衣装に身を包んだ川島が、TVシリーズスケバン刑事II」や映画版「スケバン刑事」に主演した南野陽子と笑顔で収まるツーショット写真もお披露目された。
 「SPEC」と呼ばれる特殊能力をもった犯罪者と対決する未詳事件特別対策係(通称「未詳」)の特殊捜査官・当麻紗綾(戸田)と瀬文焚流(加瀬)の活躍を描く同シリーズは、2010年に放送された「SPEC 警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿」を皮切りに、12年にスペシャルドラマ「SPEC 翔」、劇場版第1作「劇場版 SPEC 天」が発表され、今秋には完結編となる「劇場版 SPEC 結(クローズ)」2部作の連続公開(11月1日、29日公開)をひかえる。
 「SPEC 零」は、劇場版2部作にあわせ今秋放送予定のスペシャルドラマ。テレビシリーズの前章として、まだ女子高生だった当麻が左手を失うことになった謎や、一十一(にのまえ・じゅういち=神木隆之介)との因縁の始まりなどが描かれる。また、堤監督が手がけた人気ドラマ「ケイゾク」で舞台になった弐係に所属する近藤(徳井優)が当麻のもとを訪れる場面などもあり、2つのシリーズのつながりがちりばめられているという。
 現在放送中のTBSドラマ「ぴんとこな」ではヒロイン役を演じ、ガールズユニット「9nine」のメンバーとしては、「ROCK IN JAPAN.FES 2013」「SUMMER SONIC 2013」など大型フェスに出演して活躍の続く川島は、堤監督作品の大ファン。それだけに「SPEC」シリーズへの初参戦に「素直に嬉しかったし、やったーって喜びました♪ あのSPECの世界に自分が入れるんだという感動もありました。そしてワクワク感で高まりました」と喜ぶ。
 川島が演じる上野真帆は、両親や弟とともに自動車事故に遭うが、ひとりだけ重傷を負いながらも生き残り、車椅子生活を送っている少女という設定。しかし、公開された写真では、丈の長いスカートのセーラー服と皮のグローブを身にまとい、ヨーヨーを手にした「スケバン刑事」そのままのスタイルに。詳細は不明だが、植田博樹プロデューサーによれば「台本の段階では“謎の女子高校生”役だったはずが、衣装合わせで突然“スケバン”になってしまった。詳しくは言えませんが、当麻が未詳に入って初めてSPECを使うことになったきっかけとなる、かなり重要な役」だという。
 南野主演の「スケバン刑事」を見て学び、ヨーヨーの扱い方も練習を重ねたという川島は、「私のお母さんはちょうど(『スケバン刑事』を)見ていたみたいなので、すごく人気があったことを聞いて、それを再現するなんて、さすが『SPEC』!  斬新だなあと思いました」。南野との対面も果たし、「この衣装でお会いするのが緊張と不安でいっぱいだったのですが、笑ってくれたし、応援してくださいました。スケバン刑事の衣装でヨーヨーを持つと、ついついかっこつけちゃいますね。南野さんも『いいね、似合ってる』と言ってくださって……。嬉しかったけど恥ずかしかったです」と照れくさそうに笑った。
(映画.com速報)