ハリウッド発”東宝特撮””ジャパニーズロボットアニメ”？

　今、猛烈に「劇場で観たい！」と思っている映画が、『風立ちぬ』………ではなくて『パシフィック・リム』だ。「宇宙からの侵略者が放った”怪獣”たちに蹂躙されて滅亡の危機に瀕した人類が、対怪獣兵器ロボットを開発し、決死の覚悟で反撃を試みる」……そんな大まかなストーリーくらいしか情報はなく、というか敢えてそれ以上の情報は入れずに、純粋に映画を楽しもうと思っている。もっとも、果たして現時点での生活状況で劇場鑑賞が叶うか甚だ難しい状況だが、もし叶えば『電人ザボーガー』以来となる（勿論、吹き替え版を観る予定）。

　それにしても、今あるわずかな情報だけで、この映画が「東宝怪獣特撮」「ジャパニーズロボットアニメ」の”王道”を全て踏襲した、ハリウッドによる”日本オヤジマニアック文化”を見事に”換骨奪胎”したような作品であることが十分うかがえる。ネット上には、こんな予告編までUPされているし……（おそらく誰かマニアの作だろう）

　これを観るだけで、血沸き肉躍る、といったところだろう。

　さて、本作品を当ブログ的視点で語るならば、なんといってもロボットの操縦士として登場する菊池凜子の雄姿だろう。

　まさに”闘うヒロイン”の”王道”を行くいでたちだ。男女ペアで乗り込んで戦う、っていうコンセプトは、あたかも円谷プロの怪獣特撮ドラマ「恐竜大戦争アイゼンボーグ」のそれを彷彿させるが、それはともかく、この戦闘服のルーツはどこにあるだろう？　日本のアニメ・特撮文化に造詣の深いギレルモ・デル・トロ監督のこと、モデルは日本ＳＦ特撮にあるにでは、なんて思って、その候補を挙げてみた。