神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

ヒロインと助っ人

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 このスチール、ご存じ東映特撮ドラマ「キカイダー01」のゼロワンことイチロービジンダーことマリの2ショットだが、この背中合わせのポーズってのが、いかにも“昭和”していて嬉しい(笑) このポーズ、近年では松浦亜弥版「スケバン刑事」で再現されていたが……
 
 ところで、この二人の関係は、男主人公に女サブキャラといったものだが、そんなドラマの状況を考えずにこのスチールを見ると、あたかも「主人公ヒロインと助っ人ヒーロー」といった関係に見えなくもない。ちょうど「緋牡丹博徒」における藤純子高倉健の関係のようなドラマを想像してしまう。
 
 80年代のヒロインアクションは、主に女性が単体か徒党を組んで悪と闘う、といったケースが多く、男性キャラも圧倒的に強いのではなく、ドジで間抜けか、あくまで後方支援のみ、といった存在ばかりだった。そこらあたりが、当時の「強い女」像を中心に据えたドラマ作り故と思うが、時には健気でやや非力なヒロインを強力な男性助っ人がサポートするヒロインアクションもめいてみたいような気がする。思えば「サルベージ・マイス」もヒロインがヒロインを助ける映画だったし。
 
 カッコイイヒーローがヒロインのピンチに駆けつける……どんなドラマも観てみたい……というか撮ってみたい!