神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

可憐なナンノ

 ここでちょっと休憩、ではないが、少し視点を変えて………
 
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 胸に「ⅡB」のクラス章があるので、おそらく「スケバン刑事麻宮サキのスチールなのだろうが、実に朗らかな表情だ。思うに劇中、こんな笑顔を魅せたことなんてあったんだろうか? イメージとしては物語の悲壮感もあって、常にしかめっ面だったような気がする。
 
 こんなスチールを観るにつけ、ドラマの配役と実際とは決して同体ではない、ということを実感させられる。斉藤由貴にせよ、この南野陽子にせよ、アクションに次ぐアクション、ハードすぎる設定に、当初はとまどっていたのではなかろうか。
 
 もっとも、そんな娘たちでもきちんと“サマ”になってる辺り、映像の魔術(そしてスタッフの想像を絶する努力)を改めて思い知らされる。
 
 「虫も殺さないようなキャラの女優(アイドル)をいっぱしのアクションヒロインに仕立て上げる」醍醐味は、今私も“広島発ヒロインアクションムービー”を撮りながら実際行っているので、実に感慨深い。役者の頑張りは勿論、インディーズとはいえ、スタッフの頑張りがあればこそ、地方都市でもテレビドラマのような自主映画がそれなりに撮れるものである。
 
 「武田梨奈」や「長野じゅりあ」といった“本物のアクションヒロイン”を擁して描かれるヒロインアクション活劇は当然面白いけど、それとは別に、虫も殺さぬアイドルを、周りがよってたかって(半ば強引に)アクションヒロインに仕立て上げるのも、これまた面白いことだと思う。
 
 おそらく「堀ちえみ」以外ならば誰でも大丈夫だと思うよ(笑)