そぞろ神③

　「そぞろ神のものにつきて我が心を惑はせ」（そぞろ神がいろんなものに取り憑いて、私の心を惑わせ）とは、江戸時代稀代の俳人・松尾芭蕉「おくのほそ道」冒頭の有名な一節だが、ここに登場する「そぞろ神」とは、簡単にいえば、自分にとって一番興味関心がある事柄を、敢えていろんな形でちらつかせる神のことだ。

 

　さて、昨日は、このブログ的には触れるまでもない、家族の事情でとある公園まで足を運んだのだが、その際、会場からかなり遠い場所にある百円パークに駐車後、あくせくしながら会場の公園に向かう途中、思いがけないものを見てしまった。それが以下の画像だ（笑）

 

 

　「これは何だ？」と思わず目が点になってしまった（笑）が、実はこれ、パチンコの新しい機種の宣伝幟だったらしい。その証拠に、幟が立っていた社屋は有名なパチンコ業界の広島支店らしく、正面にはこんな看板も。

 

 

　近づいてみるとこんな感じ。

 

 

　なんと素晴らしい看板ではないか！（笑）　稀代のヒロイン・南野陽子（しかも当時のまま）の姿は当然として、その下に並ぶAKBの三人は“ビー玉お京”や“風間三姉妹”を彷彿させて実に良い。当時のテイストさながらの構成に、キャッチコピーは「ライトミドルをなめたらいかんぜよ！」。これは泣けた！

 

　“ヒロインアクション”とは無縁の家事を行っていても、こんなポスターに出くわしてしまう。思えば最後に“ヒロインアクション”『天使諜報★神宮寺真琴～シンデレラの懸賞金～』を撮り終えてからはや１年３ヶ月。いよいよ私の“そぞろ神”はシビレを切らして“実力行使”に出たようだ（笑）。

 

　もうすぐ“広島発ヒロインアクション劇場映画”『サルベージ・マイス』も封切られるし……俄然周りの“そぞろ神”の活動が活発になってきたようだ！　いよいよ満を持して始動する時期が来たのかも知れない。