神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

イメージチェンジに心躍る(;^_^A

 先日、車内で久しぶりに聞いたCDが、1980年代前半のアイドル歌謡のコラボで、その中で浜田朱里の「黒い瞳」が実に懐かしかった。この曲は、美形ながらそれまでどちらかといえば表情を表に出さない、悪く言えば仏頂面の浜田朱里がイメージチェンジを図った一曲で、個人的にも彼女の印象が変わった、画期的な楽曲だった。特に彼女のファンだったわけじゃないけど(同級生には熱烈なファンがいた(;^_^A)、今聴いても心がホクホクするお気に入りの曲だ。確か制服のCMソングにもなってたんじゃなかったかな?

 

 

 

 

 「異邦人」で鮮烈なデビューを図りながら、結局それを超えるヒット曲に恵まれず、“一発屋”の印象もある久保田早紀。そんな彼女が、やはりイメチェンを図って、あたかもアイドル歌謡のような楽曲を発表したことがある。それが「オレンジエアメールスペシャル」だ。実はこの曲及び彼女のイメチェンも強く印象に残っていて、当時この曲の入ったアルバム(当然レコード)を購入しようと本気で考えたものだった。

 

 

 

 中学三年の頃、同じクラス同じ班、そして同じ図書委員だった子が、それまでのお下げ髪をショーヘアにしてきた時に、グッと来たことがあった(;^_^A その子が読書好きで、修学旅行の新幹線の中で、文庫本を読んでいた私に、「それ貸して」と言われて渡したのが、角川文庫の『復活の日』。奇しくもその修学旅行に際し、移動中に読もうと同日購入したのがこの『復活の日』と、同じ角川文庫の『戦国自衛隊』。まさかその数年後、この二冊が共に映画化されるなんて、当時は思いもよらなかったが、それよりも、平静を装いながら、その実緊張して、その子に文庫本を手渡した時の興奮は、今も記憶に残っている(;^_^A まあ、その後全く何の進展もなかったけど(;^_^A ちょっと家内には言えない甘酸っぱい体験かな(;^_^Aヾ(- -;)

 

 

 

 さて、こんな前振りを延々書き連ねたのは他でもない。いろんな意味で、今までのイメージを覆す所作、つまりイメチェンは、『スケバン刑事』に出演した時の斉藤由貴の例を挙げるまでもなく、非常に心動かされるものである。そんな意味では、『地獄の花園』において、それまでのおそらく払拭できないであろうと思ってきた「お嬢様」的なキャラを見事に翻して、完璧なるズベ公を演じきった永野芽郁は、ホント賞賛に値するし、すっかり惚れてしまったよ(;^_^A  しかも、(おそらく)その後に撮られたであろう『そして、バトンは渡された』における等身大の女子高生役も十分板についていて、彼女の芸風の広さ、感性の高さが垣間見られることは素晴らしい。流石に『地獄の花園』の続編でもない限り、もう彼女が“ズベ公”を演じることもないだろうし、その点は『スケバン刑事』以降、その手の役柄を演じることはなかった斉藤由貴に一脈通じるところはあるけれど、この芸的な引き出しを披露出来たことは、彼女の今後の女優人生にとって、とても有意義な“武器”となることだろう。