神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

オートフォーカス

 11月30日は「カメラの日」だそうで……

 

 もっともカメラ「発明の日」は3月19日で、厳密にいうと今日は「ジャスピンコニカ」(小西六写真工業)が発売された「“オートフォーカスカメラの日」なんだそうだ。

 

 映画を撮る前はスチールカメラに凝っていて(学生時代は専らイベントでのアイドル撮影(;^_^A)、一眼レフカメラの、それもマニュアルフォーカス・マニュアル露出のものを使っていた。初代ヤシカFRで二代目がキャノンA-1、初めてオートフォーカスを手にしたのが、ミノルタのα7000だった。勿論共にフィルム。思えば映画の撮り始めも8ミリフィルムカメラだったから、同じくフィルム、マニュアルフォーカス・露出。もっとも、これらを使いこなしていたことがのちのデジタル機材による映画制作にも大いに役立ったけどね(;^_^A

 

 

 現在は、ソニーやキャノンのデジタルビデオカメラを経て、パナのデジイチを専ら映画制作に使用している。他の映像作家の皆さんは、何十万もするデジタルビデオカメラやデジイチを使用しているようだが、私が使うのは10万に満たない民生のデジタル一眼レフカメラ(それもネットで最安値を模索しながら1年スパンで購入(;^_^A)。まあ、いろいろ機能的に劣るようだが、特に不自由はしていない。

 

 「ヒロインとアイテム」ネタでよく登場する『特命探偵☆葛城アキ』のこのスチールだが……

 

その舞台裏は、実はこんな感じ(;^_^A

 

そして実際の劇中映像はこちら(;^_^A

 

 そういえば、最新作『YOSHIKOを探せ!!』では、意図的に殆ど手持ちで撮影した。今までは、アクションは手持ち、それ以外は三脚によるフィックスを基本にしていたが、今回は今まで以上に全編アクションだらけだったことや、撮影時間のこともあって、敢えて手持ち中心で撮った。それはそれで(深作欣二演出とまではいかないものの)効果的ではあったが、その分撮り直しの度にフォーカス・露出をやり直さなければならなかったのが若干面倒だった。フィックスならば、カットが変わらない限り、いくら撮り直してもフォーカスをいちいち直すことはなかったから。特に露出を補正して撮影する際には手間取ってしまった。ここら辺は意外にオートフォーカス故手間取った感がある。

 もっとも、映画や写真の撮影において、オートフォーカスは大変助かる。特に最近すっかり視力が衰えてしまったので、この機能にすがるしかない。今国内で唯一の唯一の8ミリフィルム現像所がその存亡の危機に瀕していて、果たして実現するか心配なのだが、実は次回作では一部8ミリフィルムのテレシネ映像を挿入しようと考えている。果たしてそのマニュアルフォーカスを上手く使いこなせるだろうか……?