神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

今年の[ひろしま映像ショーケース」は“懐かし上映”で!

 今年も“広島インディーズムービー界の砦”、「ひろしま映像ショーケース」が開催されます。広島で活動する自主映画人・団体の作品が一同に介する、まさに“ショーケース”なイベントです(^^) 

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 当団体イチヱンポッポフィルムも毎回参加させていただいているのですが、今回は今までにない画期的且つ大胆な作品上映をおこなってもらうことになりました。それというのも今から20年前に制作した『むてっぽう。』という作品を出品したからです。

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 本作は往年の8ミリフィルムで撮影された作品です。この作品が撮影された1998年は、既にビデオ全盛で8ミリフィルムの“小型映画”なんて忘却の彼方に消えてしまいそうな時期でもありました。それでも8ミリの醸し出す“虚構性”に惹かれ、意地で撮った映画でした。

 とはいうものの、今回の上映は映写機によるフィルム上映ではなく、フィルムをビデオにテレシネして、更にDVDに焼き付けた代物です。それ故、画質・音声の劣化は甚だしく、「果たして観賞に堪えうるのか」との不安もありましたが、運営の広島市映像文化ライブラリーさんから上映に“お墨付き”を頂けたので、今回の上映の運びとなりました。日頃ビデオやデジタルの画像に慣れた方から観れば、ざらついた画面を観るのは結構ヘビーかも知れませんが、そんなところも逆に昨今珍しいフィルム独特の質感と割り切ってもらえたら嬉しいです(^^)

 内容は、丁度作風がファンタジーから現在の娯楽映画にシフトする過程の作品なんで、派手な追っかけあり、若干のサスペンス有り、そして現在の作品世界にも通じる「大真面目だから馬鹿馬鹿しい」要素もふんだんに盛り込んでいます。結末は“ビター”かも知れませんが、楽しんでもらえたら幸いです。

 なお本作は、1998年9月の当団体上映会と2006年夏の姫路での映画祭に上映して以来、VHSビデオとして数本通販した以外、殆ど人の目に触れていない作品です。それでも私にとって“今のところ”最後の長編8ミリ映画なんで、是非御覧いただけたら幸いです(^^)

  また折を見て詳細など紹介していきたいと考えています(^^)