神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

MX4Dで『みをつくし料理帖』を観る!?

 霜月11月の足音が聞こえ始めた先週土曜日の24日、ようやく「月に一度は劇場で映画観賞」10月の作品、『みをつくし料理帖』を観賞した。

 

 前の週末3日間で46億円を稼ぎ出した『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』の余韻と熱気がシネコン全体を包む中、11時半の回の『みをつくし料理帖』にあてがわれたのは座席数がわずか68席の小さなシアター6。それでも空席を確認する限り、ほぼ三分の一の入りのようだ。週末故、人数制限はなく、生憎好きな一番後ろの席は一つしか開いていなかったので、両サイドが埋まった席をとることになった。

 

 

 さて、チケットをもぎりに渡そうとした時、その入り口にあった表示で思わず入場を躊躇してしまった。それというのも、シアター6は「MX4D」仕様になっている。要は座席が映像に合わせて上下左右前後に動く「アトラクション型映画鑑賞」のための劇場なのだ。

 

 「あれれ、チケット販売の人、間違えちゃったのかな?」なんて思ったが、チケットにはきちんと『みをつくし料理帖』のタイトルと「シアター6」が印刷されている。それでおそるおそるチケットをもぎりに渡したら、「シアター6は奥の突き当たりです」と実にあっけない対応。しかしそのシアター6には遠目にも「MX4D」の看板が光っている。でも別にその会場用の特別料金も払っていないし………そんなことを考えながらシアター6に行くと、そこには確かに『みをつくし料理帖』のチラシと「MX4Dシアターでの上映ですが特殊効果が発生しない上映回ですのでご了承ください」の文字が。そりゃそうだろうよ、『みをつくし』で特殊効果も何もないさ(;^_^A

 

 

 どうも、今超人気の『鬼滅の刃』のために収容人数の多いシアターがいくつもあてがわれているために、そのあおりで、特殊装置より客席数の少なさが理由でで、キャパの小さいシアター6が『みをつくし』の上映会場になったようだ。逆の意味で恐るべし『鬼滅の刃』!!

 

 さて、実際に入ってみると、座席はきちんとMX4D使用。背もたれが高くごっつい感じで、足はフロアに届かない半ば宙ぶらりんな体勢。そんな席で、今から『みをつくし料理帖』を観るなんて……しかもこんな形で「MX4D」シアターを初体験(稼働はしないが)することになるなんて……!(;^_^A

 

 そんなわけで、何とも意外な形で、角川春樹監督最後の作品『みをつくし料理帖』を観賞することになったのである( ゚Д゚)( ゚Д゚)