神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

#映画監督

「ひろしま映像ショーケース」見聞記

毎年広島発のインディーズムービーを率先して上映してくれる広島市映像文化ライブラリーのイベント「ひろしま映像ショーケース」。今年も広島で近年目立った活動を展開している4団体の作品が一挙上映されました。今までも紹介してきたように、当団体イチヱ…

ポスプロ作業で跨いだ新年、迎えた新年2022年

新年あけましておめでとうございます!!(^^) 一年の計は元旦にあり! 現在年跨ぎで、『YOSHIKOを探せ!!』完全版を鋭意編集中です! こうやって映画活動をしながら年末年始を過ごせるなんて、映画人冥利に尽きますね(^^) 本作以外にも、すでに別のプロジェク…

『ゴジラvsビオランテ』は奇跡的なエンターティメント映画

今日は「文化の日」……というよりも、1954年の今日11月3日に、水爆大怪獣映画『ゴジラ』が封切られた「ゴジラ生誕の日」だ。このことは今までずっと書き続けてきたことで、ちなみに今日はゴジラの実に67回目の誕生日となる。 例年、この日にちなんで歴代のゴ…

『ゴジラvsビオランテ』感動のラストに別の可能性があった!

現在、日本映画専門チャンネルの「ゴジラ4K」企画で、大森一樹監督の『ゴジラvsビオランテ』が放映されている。今まで何度も書いたが、私は昭和から平成、そしてレジェンダリー版も入れたら令和に至るまで連綿と続くゴジラ映画シリーズの中でも、本作が3…

映画の現場に勝るものなし!

ここ数年、毎月必ず1回以上劇場で映画を観賞するようになった。それまでは10年単位で考えても、自分から(つまり娘を連れていく“家族サービス”ではなく)劇場に観にいった作品は『電人ザボーガー』『少女は異世界で戦った』『GODZILLA』『LUCY』『ワンダー…

「ヒロインアクションまつり」先駆けの日

実は6年前の今日、2015年10月22日(木)に、広島・横川シネマ!!において、「広島発ヒロインアクションの夕べⅣ」イベントを、平日レイトショーの形で開催した。 この時の上映作品は当方からは『天使諜報★神宮寺真琴~市民の敵は場外へ飛ばせ!~』『特命探偵…

”一期一会”のラインナップ  「広島発ヒロインアクションチャンピオンまつり」

※8月28日開催の「広島発ヒロインアクションチャンピオンまつり」の最新情報は下のリンクでご確認ください。 『「広島発ヒロインアクションチャンピオンまつり」最新情報はこちら』※『ストロベリークライム』の予告編を追加しました(2021.8.15)。※「広島発…

『ストロベリークライム』 in広島発ヒロインアクションチャンピオンまつり

いよいよちょうど二週間後の28日に開催される、「純度100% 混じりっ気なし!」のヒロインアクションに特化した上映イベント「広島発ヒロインアクションチャンピオンまつり」。ここでは、このイベントで上映される『ストロベリークライム』について紹介しま…

「広島発ヒロインアクションチャンピオンまつり」はここが凄い!!

8月28日開催の「広島発ヒロインアクションチャンピオンまつり」の最新情報は下のリンクでご覧ください。 いよいよ来月開催となった「広島発ヒロインアクションチャンピオンまつり 」。ここでは、上映されるヒロインアクションムービー4作品について、“ヒロ…

ありがとうGS1200! ~「懐かしの8mmフィルム自主映画上映会」終了~

本日開催した上映イベント「懐かしの8mmフィルム自主映画上映会」は紆余曲折の中、何とか終了しました。ここで「無事」と書けないのは、ご察しの通り、いろんなことがあったからです。 上映作品は4本。それを2回ローテで流す予定でした。しかししょっぱな…

120周年の7月7日 星に願いを2021

この7月に、ついに『ゴジラ対コング』が日本で公開された。これはオリジナルの『キングコング対ゴジラ』が1962年に公開されて以来、実に60年ぶりのリメイク版(?)上映となったわけだが、今から遡ること実に120年前の7月、そして今日7日は、このオリジナ…

「劇団Tempaのゲキラジ!」にて“8mm”を語る

先日の、FMはつかいち「劇団Tempaのゲキラジ!」をラジオ・HPでご聴取いただいた皆様、誠にありがとうございますm(_ _)m 来る7月18日開催の「懐かしの8mmフィルム自主映画上映会」のPRも兼ねて、同じくイベントに作品を出品してくれるBOX MAN FILMの…

フィルムに直接焼き付けられた時間・空間・人

かつて映像制作の媒体はフィルムだった。そのフィルムにもサイズによってさまざまな規格・用途があったわけで、8mmフィルムならば個人使用の“小型映画”、16mmフィルムならば、テレビ放映用のドラマやドキュメンタリー、アニメなどに使用、35mmフィルムは劇…

「懐かしの8mmフィルム自主映画上映会」!!

今年結成35周年を迎えた、広島の映画制作団体イチヱンポッポフィルム(IPF)が、久しぶりに上映イベントを開催することになりました! そのタイトルも 「懐かしの8mmフィルム自主映画上映会」 タイトルにあるように、今回のイベントは、かつて「小型映画…

『復讐鬼』 ~83年前の「津山事件」を巡る3本の映画

知らなかったんだけど、今日5月21日は、今から遡ること83年前に、かの「津山三十人殺し」の大惨事が発生した日だったんだそうだ。 史上最悪の大量殺人「津山三十人殺し」猟銃と日本刀で村人を襲った男の真実https://news.yahoo.co.jp/articles/f41fa92e4706…

大林宣彦監督の遺志を継ぐもの

丁度昨年の4月10日、大林宣彦監督逝去の知らせを聞いた。それからもう1年も経過したのかって思いだ。 監督が亡くなる5ヶ月前の2019年11月に、監督をゲストに交えて、広島の地で先行上映された『海辺の映画館-キネマの玉手箱』も、新型コロナ禍で一般上映…

天才“勝新”と台本の在り方

先日、時代劇専門チャンネルで、『座頭市』(1989年)が放映された。しかも「勝新太郎ディレクターズカット」版且つ4Kデジタルリマスター版、という触れ込みだった。広島の「みろくの里」でロケされたことでも印象深い、勝新にとって最後の「座頭市」は、…

怪獣映画こそ必要な“外連味”

昨日は昼からゴールデンタイムにかけて“平成ガメラシリーズ”三部作が、CSのムービープラスで連続放映された。改めて考えても、凄いことである。CSとはいえ、この三部作が一挙放映なんて夢のような話だ。しかも『ガメラ3 イリス覚醒』の裏番組は、何と日…

“結成35周年”の如月を迎えて……

ついこの間迎えたばかりだと思っていた2021年も、既に1月が過ぎ去ってしまった。今日から如月2月。如月といえば「キューティーハニー」の如月ハニーとか、2月2日は『快傑ズバット』第一話に登場する、主人公・早川健(宮内洋)の大親友・飛鳥五郎(岡崎…

尾道とマドンナと映画と

ここ数年は、家族のリクエストで「こもん」のワッフル目当てで尾道に向かうんだけれど、何といっても尾道は、私にとっての“聖地”である。正直なところ一人旅で、且つ時間が許せば、じっくりロケ地巡り(勿論初代の“尾道三部作”の)をしてみたいって、いつも…

中川信夫監督が描いた“ウルトラ怪談”?

現在CSのファミリー劇場で放映中の『ウルトラマンレオ』。先日の回は第33話の「レオ兄弟対宇宙悪霊星人」。特撮も円谷プロのヒーローも大好きだが、ウルトラシリーズの、それも『A』以降の作品にはあまり食指が動かず、今回も「あ、レオやってんだ」くら…

『みをつくし料理帖』 ~やさしさに包まれた一大感動スペクタクル!~

70~80年代の邦画界を席巻した「角川(春樹事務所)映画」。個人的にも、多感な青春期の自分に多大な影響を与えてくれた(とりわけ第2弾の『人間の証明』に出会えなかったら、今の職も今の趣味も手に入れることが出来なかった)、その「角川映画」の総帥に…

MX4Dで『みをつくし料理帖』を観る!?

霜月11月の足音が聞こえ始めた先週土曜日の24日、ようやく「月に一度は劇場で映画観賞」10月の作品、『みをつくし料理帖』を観賞した。 前の週末3日間で46億円を稼ぎ出した『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』の余韻と熱気がシネコン全体を包む中、11時半の回の…

“角川商法”健在なり!!!

一昨日、ついに『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』が公開された。何故「ついに」なのかというと、娘たちがこの漫画原作にすっかりハマり、この公開を指折り数えて待っていたからだ。流石に封切日の16日は平日故、観賞は叶わなかったが、それでも翌日の、満員が…

「角川映画」と角川春樹氏の弁明

今、『みをつくし料理帖』に注目している。 現在、2年かけて継続している「月に一度は劇場で映画観賞」は、昨年4月の『キャプテンマーベル』以降、先月まで欠かさず続いている。しかし、今月(10月)の最有力候補だった『ワンダーウーマン1984』がまさかの…

2代巨匠による最強タッグの2本立て!

気が付けば日本中をシネコンが席巻し、かつては大都市中心だった劇場における指定席・入れ替え制が常識となり、一日中映画館に居座って同じ作品を延々観続けるなんてことは“過去の出来事”と化してしまった。中二の頃に今は亡き新天地の広島東宝で市川崑監督…

『メグ♡ライオン』はインディーズ精神に満ちた商業映画だ!

これはmixiのマイミクさんからの情報で知った話。この9月4日にかの河崎実監督の最新作『メグ♡ライオン』が公開されたのだそうだ。河崎監督といえば、近頃『三大怪獣グルメ』なる作品が、広島ではイオンシネマ西風新都で公開されたばかりだ。あいにくこの作…

“8ミリ最後”の日と黒澤明監督と………

今から22年前の1998年は、奇しくも今年と曜日が一緒で、昨日9月6日も今年と同じ日曜日だった。 そんな1998(平成10)年9月6日に「Hiroshima発 Indies Movie」と銘打った上映会を、本当ならば「広島発ヒロインアクションチャンピオン…

『さびしんぼう』ノスタルジックな青春の追体験

昨晩、BS12で故大林宣彦監督の傑作ファンタジー作品『さびしんぼう』が“タイミングよく”放映された。この『さびしんぼう』はブログで何度も紹介してきたが、私にとって映画制作のバイブルのような作品だ。それ以前に『さびしんぼう』と出会えなかったら、お…

邦画の知識を「晴“読”雨読」?

今日、以前Amazonで注文していた書籍が届いた。その中身は「Hotwax責任編集 映画監督・舛田利雄~アクション映画の巨星 舛田利雄のすべて~」と「下品こそ、この世の花: 映画・堕落論 」の2冊。片や邦画界随一の“職人監督”舛田利雄氏のインタビューを中心に編…