神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

“角川商法”健在なり!!!

 一昨日、ついに『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』が公開された。何故「ついに」なのかというと、娘たちがこの漫画原作にすっかりハマり、この公開を指折り数えて待っていたからだ。流石に封切日の16日は平日故、観賞は叶わなかったが、それでも翌日の、満員が予想される座席を確保するために、そして早めに劇場グッズをゲットするために、夜にも関わらず家族を上映館であるシネコン広島バルト11に連れて行った。おかげで、何とか翌日(17日)10時半の回のチケットと、おそらくすぐに売り切れが予想される豪華版パンフレットを手に入れることができた。

 

 

 そして昨日17日、再び家族でバルト11のあるイオンモール広島府中に向かい、あらかじめクラスメートと行くことが決まっていた長女を残し、次女が一人で会場のシアター1に入っていった。あいにくこの日は間隔を開けず、定員いっぱい入場させての公開だったため、人見知りの次女が一人で無事観賞できるか不安で仕方がなかったが、何とか無事観賞し終えたようで、出口付近のポスターを自分のスマホで撮るくらいの余裕さえ見せて出てきた。尤も、やはり超満員の会場は結構しんどかったようだ。

 

 

 さて、次女が映画を観賞している間、残りの家族は早めの昼食を摂ったり、書店に行ったりしていたのだが、そこで、思いがけないものを手に入れることが出来た。それは、近く私が観賞予定の『みをつくし料理帖』の宣材。ストーリーが紹介されているミニチラシ(A5版)としおり、そして二つ折りの原作本紹介のミニミニチラシの3セットだ。中でも目を引いたのはミニミニチラシ。その表紙上に小さく「見てから読むか、読んでから見るか。」の一文が。これって、角川映画全盛期の頃の惹句「読んでから観るか、観てから読むか。」そのものではないか! さすがに現在の角川春樹氏と角川書店との関係を鑑みるに、当時の惹句をまんま使用するのは憚られたのだろうか、順番は逆だけど、この惹句を見ただけで、気分はいきなり昭和にタイムスリップしてしまったよ。思えば当時、こんな文庫本と映画の宣伝を兼ね備えたミニミニチラシが、角川文庫には必ず入っていたよ。それも上映作品割引券も兼ねたしおりと共に。そうなると、同じ場所に設置してあったしおりが割引券ならば、ってちょっぴり期待してしまったけれど、残念ながら単なる宣伝しおりだった(;^_^A もしかしたら、文庫本(ハルキ文庫)には、往年の割引しおりが入ってたかもしれない(;^_^A 何はともあれ「角川商法健在なり!」って言ったところだ!

 

 

 

 それにしても、本作品が自らの「最後の監督作品」といって憚らない角川春樹氏が、未だ「攻めの姿勢」を崩していないことが、何とも小気味よく且つ嬉しくなってしまう。令和の時代になっても、未だ昭和の勢いそのままに"“猪突猛進”する、角川春樹監督の『みをつくし料理帖』、これは何が何でも見届けなければならないだろう!