神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

我が「80年代アイドル映画」の“思い出”総まくり(;^_^A

 先日、少し『テラ戦士ψBOY』の話題に触れ、「そういえば何処かにまだパンフレットが残ってたよなぁ」なんてごそごそ探したら、出るわ出るわ(;^_^A  本作に交じって、80年代の、俗に「アイドル映画」のカテゴリーに入っていそうなパンフが結構見つかった。中には「え、この作品劇場で観てたっけ?」とか「観に行ったのは覚えてるけど、どんなストーリーだっけ?」なんて首を傾げる作品もいくつかあったがヾ(- -;)、懐かしさもあって、ここにその表紙を掲載してみよう(;^_^A

 

 小泉今日子のボーイッシュな雰囲気と主題歌の印象が深かったけど、クライマックスはホラーみたいだったよ(;^_^A

 

やっぱりありました(;^_^A 右端の擦れ具合が時代を物語っています(;^_^A

 

 ご存じ、奥田圭子嬢の初主演作品! 今覚えば、桃子版『パンツの穴』を観逃したのが悔やまれる( ノД`)

 

 あまり期待せず観に行ったけど、少女隊のひたむきな演技に感動! 優しい主題歌は今も大好きだ(;^_^A

 

 斉藤由貴主演が目当てで観たけど、そこは“相米節”とでもいおうか、何とも陰惨な雰囲気の作品だった……

 

 これはあまり観た記憶がなかった。どうも併映の『ビーバップハイスクール』が目当てだったようだヾ(- -;)  薬師丸ひろ子の主演作は『探偵物語』も劇場で観てるんだけど、残っているパンフはこっちの方だけだった。

 

 テレビで観た『cf愚連隊』が痛快だったんで観に行ったんだけど、デビュー間のない高岡早紀のみずみずしさに感激したのを覚えている。パンフ表紙はおよそアイドル映画らしくないので、中のスチールも掲載(;^_^A

 

 尾道が舞台なんで観に行ったんだけど、実は劇中八面六臂の活躍をする小林聡美のアイドル映画だったんだね(;^_^A

 

 元はといえば弟の“引率”で観た映画だった。今にして思えば、劇場できちんと観ることが出来てよかったよ(;^_^A

 

 この作品に出会えなかったら、その後映画制作をすることもなかった、っていう宝物のような作品。それでも一応は、富田靖子のアイドル映画にはなるんだよね(;^_^A 裏表紙も魅力的なんで、どちらも掲載(;^_^A

 

 これはパンフじゃないけど、『さびしんぼう』パンフに挟んであった当時のチラシ。あの頃の「2本立て興行」を思い起こさせるだけでなく、この時、共に親愛なる鈴木則文監督と大林宣彦監督が“奇跡のタッグ”を組んだことを証明する貴重なチラシだ(゚Д゚;)

 

 この時の興行(2本立て)は、富田靖子も出演する大林監督の最新作と、当時(『スケバン刑事』以前)からお気に入りだった斉藤由貴主演の映画の二本立て、ということで勇んで観に行ったが、『雪の断章』と同様、本作も重苦しい雰囲気で、げんなりして今は亡き広島東宝の階段を出口に向かって上った記憶がある( ノД`)

 

 本作も、考えてみれば鷲尾いさ子のアイドル映画といえなくもない。ただ戦争(それも反戦)がテーマ故、コミカルな中にも暗い戦争の暗い影が覆っているような作品だった。ATGだけに、硬派というか簡易なパンフ表紙なんで、中のスチールも掲載(;^_^A

 

 原田知世の姉」という扱いに胡散臭さを感じたが、実際の原田貴和子の演技や表情は素晴らしく、まさに彼女のアイドル映画と呼ぶにふさわしい作品だった。彼女の歌う主題歌も甘く切なく素敵だ(;^_^A

 

 改めて当時に思いを馳せると、意外と大林監督って当時アイドル映画を結構撮ってたんだなあって気づかされた。また、どストレートな「アイドル映画」もあれば、アイドル主演というくくりだけで、どこか実験映画的な作品もあったことを思い出した。まあ、『テラ戦士ψBOY』や『パンツの穴 花柄畑でインプット』や『クララ白書』のような、観客のイメージに忠実な「アイドル映画」が個人的には好みだけど(;^_^A。

 

 それにしても、アイドル映画といい、ヒロインアクション映画といい、やはり80年代に集中していたんだなぁって実感。そんな当時のアイドルもヒロインもみな、今や「知命」の域に達してしまっている。子供の頃、大人たちが当時既に中堅どころの女優になっていた吉永小百合をどうしてあんなにアイドル視するか理解できなかったけれど、今頃になってそんな気持ちが分かったような気がする。当時のおじさんたちにとっての吉永小百合和泉雅子が、今の我々世代にとっての薬師丸ひろ子であり、原田知世であり、小泉今日子であり、菊池桃子であり、斉藤由貴であり、富田靖子であるわけだ。

 

 こんな形で、アイドルもアイドル映画も推移していくんだろうけど、今の若者たちにとっての“吉永小百合”は一体誰になるだろう?