神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

「悪趣味洋画劇場2020」!!

 復活創刊号から購入を続けている「映画秘宝」だけど、プロ野球選手の連続試合出場記録のように「一度集め続けると止められなくなる」性分なんで、毎回1320円の出費も厳しいため、当初は「創刊号は絶対手に入れてやるつもりだったけど、以後はただ集めるのではなく、気に入った内容の回に限定して買おう」と思っていた。

 

 しかし2号(7月号)の「大林宣彦映画入門」、そして3号(8月号)は「失われた『日本沈没』たち」に惹かれて思わず購入してしまった。でもさすがにそろそろ“お休みしても”って思った矢先に刊行された4号(9月号)を手に取った時、思わず頭の中を電流が走ったね!(゚Д゚;)  それというのも表紙に踊る「悪趣味洋画劇場2020」の文字を目にしたからだ! 「悪趣味洋画劇場」……何とも思い入れのあるかのムック本のタイトルじゃないか!

 

 思い起こせば今から四半世紀以上も前、広島市中区紙屋町の紀伊国屋書店で見つけたのが、この「悪趣味洋画劇場」。当時、値段もほぼ近い「モスラと発光妖精」とどちらを買おうか真剣悩んだ結果、購入したのがこちらの本だった。そしてじっくり読んでいくと、まあ何と、映画の見方をまさに180°変えてくれる内容だった。実はこの「悪趣味洋画劇場」がのちの「映画秘宝」ムック本を刊行し続けるきっかけになった書なんだそうだが、この本にすっかり魅せられた私は、以後、本といえば洋泉社の「映画秘宝」ムックばかり、っていう時期がしばらく続いた。

 

 

 そんな思い出深い「悪趣味洋画劇場」が復活版「映画秘宝」の特集記事として“先祖返り”するとは……これほど感慨深いものはない(;^_^A しかも、その表紙を飾る、ガル・ガドット演じるワンダーウーマンの神々しいまでのビジュアルが実に素晴らしく、それこそ、いい年こいた親父がレジに持っていくのがが恥ずかしいくらいのクオリティーだったヾ(- -;)  結局、その足で購入したのは言うまでもない。

 

 まあ、記事の方は今から楽しむとしても、巻頭文が「悪趣味~」でも冒頭を担当した、そして一番影響を受けたかもしれない中原昌也氏ってところから、もう期待感はマックスだ(;^_^A

 

 そもそも一連の「映画秘宝」は、「男が楽しめる映画雑誌」を目指して刊行されたそうで、それは、おそらく「男性たちの娯楽に特化した」といわれても仕方がない“広島発ヒロインアクションムービー”シリーズと一脈通じるところがある。勿論、当方としては老若男女問わず楽しんでいただける作品作りを目指してはいるが、いづれにしてもそんなに“広くない”層の期待に応えるべく、共に精進していければって、一方的に思っている(;^_^A