神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

“アクション女優”を超えて行け!

 まずこの見出しを見て驚いたね!(゚Д゚;)

 

清野菜名、経験積み得た“自信”  “アクション女優”の肩書き「嫌な時期あった」

 

 清野菜名といえば、武田梨奈山本千尋と並ぶ、日本映画ドラマ界きっての“リアルアクションヒロイン御三家”の一人で、しかも現在一番露出度が高い期待の星だ。昨今は結婚の話題でヒロインアクションファンをやきもきさせている(;^_^A

 

 そんな彼女の結婚話にファンとして祝福したいが、今後彼女がアクションを続けてくれるか心配になっていた、そんなタイミングで、「“アクション女優”の肩書き『いやな時期あった』」なんて見出しが躍ると、思わず邪推してしまうじゃないか……

 

 しかし記事をきちんと読んでみると、もともと女優志望だった彼女がスタントウーマンをしている時に、女優の卵として屈辱的な言動をされたことへの悲しみ・悔しさの感情が上記の見出しの意味で、それは『今日から俺は!!』の出演で、逆に「もっと出来る」とアクションをさらに追及したいと考えるようになったそうたから、もう克服してくれたのだろう。まあ何とも人騒がせな見出しだよ(;^_^A

 

 

 実際、別にアクションに頼らなくても、彼女はもういっぱしの女優として評価されているし、“非アクション”でドラマやCMでも活躍している。それこそ『少女は異世界で戦った』出演時のやや粗削りな演技と比べると雲泥の差だ(もっとも、『少女は~』の清野菜名も実に魅力的だったが(;^_^A)。だからこぞ、他の女優に引けを取らないルックスと演技力を誇る彼女が、更に「アクション」というスキルを身につけている、と考えれば、彼女の芸風はさらに広がるわけだし、それこそ“志穂美悦子”の再来となり得るかもしれない。

 

 映画版『今日から俺は!!』でもキレキレのアクションとチャーミングな演技を期待している(^^) それにしても、彼女がアクション女優賞の最優秀賞を受賞したという『JAPAN ACTION AWARDS』なるコンクールがあるとは、今回の記事を観るまでは知らなかったなぁ(;^_^A

 


清野菜名、経験積み得た“自信”  “アクション女優”の肩書き「嫌な時期あった」
https://news.yahoo.co.jp/articles/db15688c96bb745906a25b197df9b78ea0a6b4d0

 ドラマ『今日から俺は!!』や『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』などで、激しいアクションシーンを披露して“アクション女優”としての地位を確立しつつある清野菜名(25)。その清野が「たくさんの人に知ってもらえた」というきっかけにもなった『今日から俺は!!』の劇場版が、17日に公開を迎える。“アクション”で知られる彼女が、どのような思いでアクションに向き合ってきたのか、ここまで至った苦労なども交えながら聞いた。
 同作は累計4000万部超えの西森博之氏の人気コミックを福田雄一監督が実写化。2018年に連続ドラマが放送され、昨年4月に映画化が発表された。物語は、原作のまま1980年代を舞台に、ヒキョーな手を使っても悪党どもは必ずぶっ倒す正義(?)のツッパリ“金髪”の三橋貴志(賀来賢人)、相棒の“ツンツン頭”伊藤真司(伊藤健太郎)をはじめ、バカな野郎どもによる青春コメディーが描かれる。

■転機となった赤坂理子との出会い「フォロワー数が40万人くらい増えた」
 清野が演じる赤坂理子は、武道家の一人娘で、三橋に惚れるも、素直になれず口げんかばかりという役柄。理子役について「今まで、そこまで(清野菜名を)認知されていなかったんですが、たくさんの方に知っていただけた実感があります」とこれまでの女優生活で転機となったキャラクターとの出会いだったという。
 「1番わかりやすいのが、ドラマの放送中にインスタグラムのフォロワー数が40万人くらい増えたことです。それまでのファン層としては、同世代が多かったですが、子どもからお母さん世代にも広がって。印象強かったのが、自転車を運転するお母さんの後ろに乗っていた子どもが、振り向きながら『理子ちゃ~ん』と手を振ってくれたのがうれしかったです」と幅広く名前が認知されていったことを喜ぶ。
 映画化が決定したときも「ドラマのクランクアップの最後に『絶対映画化します! してください!』と言って終わっていたので、実現できてとてもうれしかったです。ドラマからついてきてくださった視聴者のみなさんのおかげです」と広がりを見せるファンにも感謝の気持ちを忘れない。

■難しいアクション経験で「もっとできるを追求」
 本作で名を広めた清野だが、そのアクションも確かな評価を得た。昨年の『JAPAN ACTION AWARDS』では、アクション女優賞の最優秀賞に輝いたが、自身は「まだまだ…」と恐縮する。
 「今回もドラマに続き、アクションがたくさんありました。アクション監督から『ドラマよりアクションを難しくするよ』と言われて、それを習得するのに必死でした。理子ちゃんは合気道で、相手の力を利用していなすのですが、突っ走るだけではダメで。相手の力を利用するので、そこの手の動きだったりが複雑でかなり難しかったですね」とアクションでも上の世界があることを実感した。
 本人は「まだまだ」と言えども、パブリックイメージでは“清野菜名=アクション女優”という認識で知られているのは確かだ。しかし「最近までは“アクション女優”と言われるのが嫌な時期がありました」と告白する。
 「アクションシーンがないと、私は呼ばれないんだという気持ちになって。アクションありきの自分なんだと思い、しばらくは嫌でした」と不安があったことを口にする。「でも、『今日から俺は!!』で難しいアクションに出会ったりすると、多くのことを勉強させていただき、『もっとできる』を追求したほうがいいなと思えるようになりました。なので、今はアクション女優と呼ばれるのもうれしいです」とさらにアクションに磨きをかけていくという。

■スタントマンで悔しい思い「絶対にそっちのポジションに」
 もともとはアクション女優を目指していたわけではないという清野。「『バイオハザード』のミラ・ジョヴォヴィッチのような強い女性にあこがれて、バク転してみたいとか、強い女性になりたいという思いで、高校生のときに習いに行っていたんです。その凛々しさに撃ち抜かれたというか、単純に強くなりたい、襲われても返せるような女性になりたいというあこがれからだったんです」と明かす。
 それでも、最初から“アクション女優”として輝いていたわけではなく、悔しい思いをすることもあった。「スタントマンをやったときは、攻撃するときも『顔が見えないように』と言われるんです。でも、私は女優さんになりたいと思っていたので、悔して『絶対にそっちのポジションに行くんだ!』と思っていました」と話す。しかし「高校生のときに今の事務所に入り女優さんを目指すようになりましたが、オーディションに行ってもすぐ顔が赤くなって、自信がなくなって、下を向いたりとか、人前でお芝居するのが恥ずかしかった」となかなか自分に自信を持てなかった。
 そのときに清野が出会ったのがジャスティン・ビーバーだという。「高校生のときに調べて彼のことを知ったのですが、ダンス・楽器・歌も上手でたくさんの才能がある。彼の歌を聞きたくて、たくさんの人がライブ会場に集まる。どうしたらそんな魅力が出るのかを調べると、いろんなことができることを知りました。だから、自分もなにか習得すれば自信を持てるようになるのかなと思い、アクションを勉強することにもつながり、ドラムやギターも練習してみたり、自分に自信がつくようにやっていました」と多くのことに取り組んできた。
 いまだに落ち込むこともあるというが「昔よりは自信があると思います」と笑顔を見せる。アクション女優として名前を確立するも、それに決して慢心しない彼女が、どのような女優として、幅広い演技を見せてくれるのか、今後も注目していきたい。

清野菜名(せいの・なな)1994年10月14日生まれ 愛知県出身
ティーン誌の専属モデルを卒業後、女優に。2014年に映画『TOKYO TRIBE』でヒロイン役に抜擢。以降ドラマや映画で活躍。実写映画『耳をすませば』で松坂桃李とW主演を務めることも決まっている。