“ボンカレーの人”と綾瀬はるか~演技派アクションヒロインの系譜~
たまたま昨日の昼食がレトルトカレーだった(;^_^A
実は私はこのレトルトカレーが大好きだ。レストランで食べるのより、申し訳ないが家内が手間暇かけて煮込んでくれるものより、断然レトルトカレーを支持している。敢えて書くとそれに一番近いのが、高速道路・サービスエリアのカレーライスだ。おそらく私の嗜好は“ジャンクフード”なんだろうなヾ(- -;)ヾ(- -;)
それはそうと、レトルトカレーの元祖は何といっても「ボンカレー」..。「ボンカレー」といえば、今や沖縄県でしか販売されていない、初期のパッケージの松山容子の写真が一番印象的だ。だから彼女を勝手に“ボンカレーの人”なんてずっと思ってきたが、何を隠そう、彼女こそ、関西テレビドラマ『琴姫七変化』や松竹映画『〇くらのお市』といった時代劇で活躍した生粋のアクションヒロインなのである。以前そんなことを当ブログにしたためたことがあった。
さて、広島っ娘にしてメジャーなアクションヒロインの側面を持つ綾瀬はるかだが、彼女のヒロイン(ヒーロー?)性が色濃く醸し出された『ICHI』という作品がある。本作は一般的に、勝新太郎主演『座頭市』シリーズの女性版と認識されているが、実は前述の『〇くらのお市』こそ、女性版『座頭市』の先駆けであって、『ICHI』はむしろ『〇くらのお市』のリメイクだといえなくもない。
ところで、この綾瀬はるかと松山容子にはある共通点がある。それは、武田梨奈、清野菜名、山本千尋といった“リアルアクションヒロイン”とは違い、己の身のこなしと演技力によってアクションヒロイン足りえる、いわば“演技派アクションヒロイン”のカテゴリーに於ける稀代の女優だという点だ(同カテゴリーには、『こんな学園みたことない!』『天使のアッパーカット』の奥田圭子も勿論入ってくる)。特に松山容子にいたっては、そのジャンルとしても戦後邦画・テレビ界での先駆けといっていい存在だ。しかもそのヒロイン活劇が縁で、原作者と結婚したってのも夢があっていい(;^_^A
おっと、レトルト“カレー”ネタが、いつの間にかアクションヒロイン検証ネタになってしまったよ(;^_^A 実は今日は「レトルトカレーの日」なのであった(;^_^A