ワンダーウーマンの魅力とは……
予てより噂のあったアメコミヒロインアクション『ワンダーウーマン』のリメイクが、実はTV版で実現の運びになっていたそうな。
注目の新たなる"ワンダーウーマン"役は、「ミーガン・フォックスが有力」との大方の予想を翻し、演じることになったのは、エイドリアンヌ・バリッキなる女優。
え? エイドリアンヌ? エイドリアンヌって誰? と思わず首をかしげてしまったが、どうも昨年公開の『レギオン』(『ガメラ2』の方じゃないよ 笑)に出演していたこと以外、余り情報がない女優だ。だが、スチールをみるにつけ、ナオミ・ワッツのような、なかなかコケティッシュな魅力を持つ女優のようだ。バストも実に豊満そうだし(笑)
さて、この度そのエイドリアンヌ嬢が着用する"ワンダーウーマン"のコスチュームが発表された。初代(本当は2代目)を務めたリンダ・カーターの健康的なムチムチぶりと、露出度満点の衣装が、この『ワンダーウーマン』の最大の魅力だっただけに、思いとしては「下手なアレンジ・新解釈など入れるな! 元のままでいい!」だったわけだが、実際に拝見すると、一番肝心な部分に"お節介な変更"が為されていた……ショック!
だって、"ワンダーウーマン"といえば、ブルマ(ビキニパンツ?)の様な腰回りとあらわな太股が絶対的な基本でしょう! それがエイドリアンヌ版ではパンツと言おうか、足全体を覆う密着したものに変更されていた。しかも足先(ブーツ部分)まで青。ま"星条旗"になっていない分だけまし、とはい言えるけど、ワンダーウーマンの大きな魅力である大胆なセクシーさは若干なりを潜めてしまったような気がする。
もっとも、"アクションヒロイン"としてみれば、なかなか精悍でかっこいい。おそらく隙のない強いヒロインになっていることだろう。そう思うと、この衣装もありかな、なんて思ってしまう。それにエイドリアンヌ嬢、なかなかグラマラスな肢体だ(笑) これならリンダ嬢の後継者として認めてもいいような気がする(笑)
ちなみに、このTVシリーズは今秋から放映とのこと。日本にはいつ来るかなぁ……DVDがでたら全巻買いそろえるぞ!(笑)
新衣装は、オリジナルの衣装からは様々な点で大きく変更されている。まず、大きく異なるのが下半身の部分。オリジナルのヒロインは、短いパンツをはいていたが、新しい衣装では、丈が長くタイトで生地が非常に薄いレギング風のパンツに変更された。ブーツの色も赤から青色に変わった。
また、オリジナル版の衣装はアメリカの星条旗をモチーフにしていたが、新衣装では、星の模様がなくなり国旗の雰囲気はなくなった。投げ縄、ブレスレットなどのアイテムは共通しているが、より大きなサイズになっている。
肩から胸元にかけて大胆に露出する上半身は同じだが、新ヒロインのエイドリアンヌの方が明らかにバストが大きいため、衣装からはみ出した胸がよりセクシーさを強調している。
ただ、この新衣装について批判的なメディアもある。FoxNews.comは、「(新しい衣装は)アメリカ国旗風の短いパンツを、ぴったりとしたタイトなパンツに変えてしまったことで、スーパーヒーローからアメリカ的なものを奪ってしまった」と批判的な記事を公開。
これに対し、DCコミックスは、「『ワンダーウーマン』の衣装の最新の進化はコミックブックのストーリーにおいて、もっとも重要な部分である。星や鷹といった愛国精神を表すもの、投げ縄、ブレスレットといったヒーロー的な要素はすべて備わっている」と真っ向から反論している。
賛否両論はあるようだが、今秋から米NBCで放送予定のリメイク版「ワンダーウーマン」への期待は徐々に高まりつつあるようだ。主演のエイドリアンヌに続き、先日、イギリスのセクシー女優、エリザベス・ハーレイが悪役で出演することが報道された。さらに、オリジナル版でヒロインを演じたリンダ・カーターが、リメイク版に出演する交渉をしていることを明かしている。
米英のセクシー女優対決のみならず、新旧のワンダーウーマン対決までもが実現するかもしれないとなれば、期待は高まる一方だ。すばらしい作品に仕上がることを期待したい。