城野エミの“写真術”
今日も、娘たちと恒例の『ウルトラマン80』観賞と相成ったが、今日の回は、第43話「ウルトラの星から飛んできた女戦士」。奇しくもUGMの女性隊員・城野エミの“殉職”(byオオヤマキャップ)の回だった。そこで今日はこの城野エミ隊員の思い出を………
『ウルトラマン80』が放映されていたとき、私は高校生。いわゆる“ど真ん中のウルトラ世代”だったわけだが、物心ついて後、一番真剣に見通したシリーズは『帰ってきたウルトラマン』のみで、その後のシリーズは精神的成長も相まって、殆ど“惰性”で観てきた感がある。特に『タロウ』と『レオ』は、リアルタイムでは第一回と最終回しか観た記憶がない。そのうちウルトラシリーズはゴジラ、仮面ライダーなどと共に突如打ち切り。それからしばらくは、かの特撮黄金期にあぐらをかいていた自分を恥じ、来るべきシリーズ復活を渇望し続けていた。そこへ5年ぶりに復活した『ウルトラマン80』だっただけに、今でも特に思い入れが深いシリーズだ。
ところで、この『ウルトラマン80』に登場する対怪獣チームUGM(“Utility Goverment Members”)は、主人公・矢的猛が中学教師と隊員とを兼任するという難しい設定もあったが、劇中一名を除いて殉職者も出さず、途中イトウチーフ(大映映画『遊び』の主人公で思い入れ深い大門正明!)の登場や、正規隊員であったハラダ・タジマの両名がフジモリ・イケダの新人と交代する位の変化しかなかった。隊員同士の葛藤もなく、安心して観られるチームだったと思う。そんな中で唯一の殉職者となったのが、件の城野エミ隊員その人だったのである。
ここから先はスチールも含め、アダルトな内容となっていくのでご用心?(笑)
当時高校生だった私にとって、“トランジスターグラマー”ともいうべき城野エミ隊員の御姿にはシビレたものだった(笑) かのオレンジの隊員服がはち切れそうなほど豊満な肉体。そして癒し系のポッチャリとした表情。まさに世の男性(特に若者)の理想のような容姿に、邪な想像は膨らむばかりだった(笑)
そんなある日、下校途中に近くのスーパーの本屋で、思いがけない本を見つけてしまった。そのタイトルは「脱がせの写真術」。カメラマンである長友健二氏による、タイトルとは裏腹に比較的健全な内容の本だったが、そこにふんだんに掲載された氏のポートレートが兎に角凄かった。多くの女優・モデルが、最初はビキニから始まって最終的にはヌードを披露する、というコンセプトの下、まさに見事な“脱ぎっぷり”で見るモノを圧倒するのだが、何と、その表紙を飾り、且つ他のモデル以上に紙面を割いて裸体を惜しげもなく披露しているのが石田えり……つまり城野エミ隊員その人であった! これを見たときの衝撃・後ろめたさと言ったら………頭がクラクラしたね(笑)
件の城野エミ嬢は、最終回にアンドロイドとして登場するが、このシーンもまるで蛇足のようで今ひとつの設定だった。それに設定上無理があるし……