21世紀の麻宮サキ候補は?
例えば柴咲コウや佐々木希辺りが麻宮サキを演じたならば、実にリアルな“スケバン刑事”が誕生すると思う。彼女らの“噂”は飽くまで“噂”にとどめておくが、それを差し引いてもあの精悍かつクールな顔立ち・雰囲気はまさに“スケバン”(笑) 但し「群れて弱者をいたぶる」感を醸し出すようなキャラクターになるだろう
な。
故に柴咲や佐々木ではなく、外見おっとり、それでいて内面は芯の強そうな役者が似合うのだろうと思う。
そう考えたとき、松浦亜弥に続く21世紀の麻宮サキ候補として推したいのが“長澤まさみ”である(笑) 同じ『セカチュー』のヒロインを演じた綾瀬はるかと比較しても、『僕の彼女はサイボーグ』に抜擢されるぐらい“無機質的な魅力”の綾瀬に対して、長澤まさみはうんと野暮ったく、実に“80年代の匂い”を持っている。本人は自分に“お姫様”的なイメージを持っているかもしれないが、実際は“庶民の娘にしては割と美形”といった方がお似合いだと思う。だからこそ、あの顔で精一杯ムスッとした表情をキープしつつ、たどたどしく啖呵を切ってくれたらいうことない。
尤もそれにはいささか“薹(とう)が立って”しまったかもしれないが……(笑)