神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

森山いずみ “お伽話”の女性隊員

 実はウルトラマンタロウをリアルタイムで観た記憶が殆どない。しかし、主題歌は当時喜んで歌っていたし、けばけばしいZATのメカも覚えている。別に全く観ていなかった訳ではないのだろうが、おそらく「タロウ」というヒーローとしては“気恥ずかしい”名称や、『A』あたりから“ウルトラヒーロー”に興味が持てなくなったこともあり、余り記憶にとどめていなかったからかもしれない。今思えば、“ウルトラ”や“特撮”はずっと続くものだと信じて疑わなかったから、こんなに“粗末”に扱ってしまったのかもしれない。それ故、75年のウルトラシリーズ終結76年の仮面ライダー終焉は結構ショックだった。
 
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 そういう訳で『タロウ」は再放映で、しかも学生になって初めて本格的に観たわけだが、その頃はもっと精神的に余裕を持って観ることができたので、シリーズを通じての“子供っぽさ”も、“馬鹿馬鹿しさ”として笑って観ることができた。そう思うと、このシリーズも結構ユニークな番組だったと思う。
 
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  そんな事情も相まって、このドラマの対怪獣チーム“Zareba of All Terrestrial”ZATの紅一点・森山いずみ隊員も、既に邪な大人の視点で観てしまったが、幼さと色香を併せ持った、魅力的な女性だった(笑)
 
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  またZATの女性隊員の制服がミニのワンピース、というのも実に斬新で、“戦うヒロイン”というよりは、基地のオペレーターといった趣だった。しかしその恰好で彼女はしばしば実戦にも参加していた。この点もなんだか“お伽話”のようだ(笑) 実際にこんなキャラクターが街で怪獣相手に戦っている姿を見たらさぞかし格好いいだろうな(笑) それとも劣情を催すかな(爆)
 
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 件の森山いずみ隊員を演じたのは松谷紀代子という女優。『タロウ』以前には人造人間キカイダーにゲスト出演、『タロウ』以後も『マッハバロン』など各社の特撮番組を駆け抜け、秘密戦隊ゴレンジャーの栄えある第一話での“幼稚園の先生”役でとどめを刺したかのように、それ以後の芸能界の活動は聞かれないという。