神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

バーバレラ

 かつて、「これこそヒロインアクション」と、見る前から異常なぐらい関心を持っていた映画があった。そのタイトルは『バーバレラ』(笑) 。かのジェーンフォンダ主演のスペースオペラである。
 
 元々は下記のポスター画像を何かの本で見たことがきっかけだったが、おそらく自分が生まれた時期に前後して創られたであろう、往年のヒロインアクションに対する邪な思いはどんどん膨らんでいった。
 
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 これが元で、ジェーンフォンダに対する思慕も募っていき、学生時代は高価だった芳賀書店シネアルバムを敢えて購入したり、週末深夜の映画枠も「ジェーンフォンダがでる!」と云うだけで、内容に関係なく観てたっけ。『キャットバルー」を観たきっかけもそれだった。
 
 しかしながら、キュートな面立ちのジェーン嬢ではあったが、どの作品も「バーバレラ」のポスターイメージから想起される“セクシー系”雰囲気とはほど遠く、また彼女自身が“活動家”であることをシネアルバムで知るに至り、私の中のジェーンフォンダのイメージは混迷を続けた。
 
 そして大学三年の冬、先輩と一緒に借りたビデオで、初めて「バーバレラ」を観るに至ったが……内容はヒロインアクションというより、ピンク系SFギャグといった趣で、イメージとはほど遠い内容だった。しかしなから、その中でも諜報シーンあり、ピンチシーンあり、お色気のシーンも多々ありと、一応エンターティメントの体裁はしっかり押さえている作品だった。私的にはもうちょっと真面目さがあれば、ピンチシーンももっと盛り上がるのに、なんて思ったが……
 
 このような“コスプレ”エロティックヒロインが活躍する映画も面白いし、自分でも撮ってみたいが、実際にエロに走るとピンク映画の2番煎じ、アクションを過激にするとヒロピン映画の世界、となってしまうので、実際撮るとなってもさじ加減が難しいだろう(笑) もしそのバランスが絶妙に調整できても、結局「実写版セーラームーン」か「ポワトリン」「パンジャーヌ」辺りに落ちついてしまうのが関の山だろう。実際撮ってはみたいけど……(笑)
 
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