神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

上っ面の“ハッピーエンド”

 過日、『レディウェポン』なるヒロインアクション映画を観た。
 
 これは、幼少期に誘拐され、女暗殺者として育てられ鍛えられた主人公が、その“悪の”任務の過程で、愛や親の情によって改心していくストーリーだった。ただ、その愛も成就することなく、結局ラストの(余り因縁のない)敵との一騎打ちで、相手を倒したものの、主人公の生死は不明のまま、物語は終了する。私的にも“カタルシス”の少ない映画だった。
 
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 この映画に限らず、ヒロインアクションには“悲壮感”がつきものだ。勿論その“悲壮感”の先に、深い意味での“カタルシス”があるものなんだけど……
 
 しかしながら、心が弱く、その“悲壮感”がどうも受け入れがたい私は、“上っ面のハッピーエンド”なヒロインアクションにしか食指が動かない。そうなると結果として、ギャグ系の作品ばかり観てしまうことになる。
 
 もっとも、香港映画や最近の邦画・ドラマなどは、ギャグ系かと思いきや、ラストがうんと重かったり、ギャグでありながら、とんでもない残虐描写に充ち満ちていたりして、油断ならない(笑)
 
 馬鹿な悪党が、圧倒的に強いヒロインに叩きのめされる、そんな映画を観たい、撮りたい(笑)