神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

『多羅尾伴内』は娯楽アクションの素敵なフォーマット

 鈴木則文御大の著「東映ゲリラ戦記」によると、『華麗なる追跡』で矢代忍役の志穂美悦子にモロ“女多羅尾伴内"を演じさせたところ、『多羅尾伴内』シリーズの原作者である比佐芳武氏が激怒し、プロデューサー共々低身低頭謝罪したエピソードがある。それで機嫌を直した比佐氏に対し、『多羅尾伴内』の映画化を懇願したのが、後にマイトガイによってリメイクされた『多羅尾伴内』2部作に繋がったのだという。

 当方も、“広島発ヒロインアクションムービー”第二弾の『天使諜報★神宮寺真琴』3部作で、主人公の神宮寺真琴にガッツリ“多羅尾伴内”を演じさせていたので、比佐氏存命ならばお叱りを受けたかも知れない……って、まあウチはインディーだからそんな心配もないか(;^_^A

 それはそうと、片岡知恵蔵御大のものも含めて、私はこの「多羅尾伴内」の「ある時は○○、またある時は○○、而してその実体は……」って口上とノリが大好きだ。そこへ『スケバン刑事』の要素を取り入れて結実したのが、件の『天使諜報★神宮寺真琴』シリーズである。まさに自分の好きなものをない交ぜした「、インディーズムービーだから許される究極の“趣味映画”だ(;^_^A


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「神宮寺真琴」役の山田明奈さん直筆のイラスト!(^^)

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 生憎『神宮寺真琴』シリーズは3本目で一旦終了してしまったが、その後の“広島発ヒロインアクションムービー”も、『葛城アキ』や『伍代聖羅」など、自分の正体を偽って行動する、そしてクライマックスに正体を名乗る“多羅尾伴内”系キャラを演出している。それ故いつかは『神宮寺真琴』の復活か、それに替わるもっとコテコテの“女多羅尾伴内”キャラの主人公を登場させる新シリーズを撮ってみたいと願っている。

 それで言うと、勿論『キューティハニー』もそのカテゴリーに入ってくるだろう(;^_^A


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