神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

こんな自然災害の時だからこそ……

 今朝方の地震に関しては、神戸の時と違ってこちらは殆ど揺れがなかったため、突如TV画面に現れた速報を観て、本当にビックリした。日本第二の都市・大阪を中心に、しかも震度6弱の大地震が発生したなんて……正直かつての神戸のことが脳裏をよぎったし、どれだけの甚大な被害が発生しているのか、不安で仕方なかった。

 それ故、被害を受けた方々には大変申し訳ないが、この規模の地震があの大都会で発生しながら、死者4名で済んだというのは特筆すべきことかも知れない。それだけ神戸の出来事を教訓に、日本における耐震構造・準備が進んでいたのだろう。また東北の地震を受けて、ここ数年で多くの建造物に耐震工事が急ピッチで進められたことも、功を奏したのかも知れない。ただ、78年宮城地震のコンクリート塀落下のことは覚えていて、以降鉄筋を入れることが義務づけられたことも知っていたので、今回小学生の命を奪ったコンクリート塀が、それ以前で鉄筋が入っていなかったらいい、という事実には衝撃を受けた。いくら法を整備しても、それ以前のものには適応されない、よって全てのコンクリート塀が改善されたのではなかったことを改めて思い知らされた。これは大阪のみならず、全ての都市に該当することだ。

 また、このような自然災害が発生すれば、どうしても死傷者の数や倒壊した建物のことにばかり関心がいってしまいがちだが、実は倒壊は免れ、自宅で暮らすことはできても、水道・ガス・電気といったライフラインが寸断されている状況下の苦悩さも重大な問題である。“ライフライン”というだけあって、どれが欠けても生活が営めない。しかも明日以降大雨も予想されるようだし、そんな意味での二次災害が起こらないことを願うのみである。

 それと、無関心であることは当然いけないことだが、今回の地震がこの規模の被害で持ちこたえている訳だから、不用意に不安を煽る報道・発言は慎むべきだと思う。ましてやこれを政治家のプロバガンタに利用されたら言語道断である。同様に愉快犯やヘイト目的のデマの氾濫も気をつけなければならない。

 「困っているときはお互い様」の精神で、少しでも相手のことを考えて手をさしのべるボランティア行為は必要だと思うが、これも絶対「相手のことを考えて」を意識して行ってほしい。