神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

フランケン フランケン!

 今月の日本映画専門チャンネル東宝特撮王国」は一昨年の“バレンタイン”以来の「東宝フランケンシュタイン」2部作一挙放映で、“フランケンシュタイン”好きの私にとっては至福のひとときだったよ(;^_^A

 もっとも、それじゃあ“フランケンシュタイン”が大好きなのか、というと、実は大嫌い、というか数多の西洋妖怪・モンスターの中で一番苦手な怖い存在だった。それこそ名前を活字で観ただけで震え上がるような……Σ(゚д゚;)
でもどこか惹かれるモノがあって、今に至っている、てのが実状かなヾ(--;)

 もともと、フランケンとの出会いは、かれこれ40年以上前の思えば「大阪万博」の年、民放の洋画劇場の枠で放映された、おそらくハマー版の「フランケンシュタイン」を観た時からだった。ちょうど、以前このブログでも紹介し、未だその威容を誇っている旧社宅に住んでいた時だ(https://blogs.yahoo.co.jp/jinguji_ipf_s1986/29346577.html)。ハマー版だと断定するのは、カラー作品だったから。もっともストーリーは殆ど覚えておらず、クライマックスは、燃える研究室(風車小屋ではない!)でフランケンが暴れるシーンがあったかなぁ、なんて思い起こすレベル。しかも今思うと、その映画に登場したフランケンシュタインの怪物の容姿すら記憶に残っていない。なのに、何故がその後「“フランケン”は怖い」という変なトラウマだけが残ってしまった。

 それ故、当時持っていた『怪獣総進撃」のパンフのバラゴン紹介の記事に「『フランケンシュタイン対地底怪獣』でデビュー」の文言を見つけて、「ええ、どんなフランケンが出てくる映画なんだ」って震え上がってしまったことを、今は懐かしく思い起こす。

 これは以前にも書いたことなんだけれど、そんな子供時代の妄想が膨らむ中、社会人になった頃にレンタルビデオの普及もあって、ようやく件の『フランケンシュタイン対地底怪獣』を観賞することができたんだけれど、東宝フランケンシュタインの意外な容姿に、「今まであんなに恐怖した自分は何だったんだ」なんて思いに駈られたね(ちなみに、実は今回のスチールでそれまでに東宝フランケンの姿は見ていたのだけれど、その時は小さく不鮮明な印刷だったので、今イチ正確な姿を確認はできていなかった)。

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 奇しくも、本来ならば姉妹編の方の『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』の方を先に拝見してしまったのだけれど、何とも切ない映画だったよ………

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 今宵は、何となく長い人生に中でほどよく関わってきたような数多の“フランケンシュタイン”に思いを馳せつつ、亜春の夜長を過ごしてみたい……(;^_^A