神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

ここにも昭和の残滓が……

 昨晩、鹿沼絵里(えり)出演のバラエティー番組の後、続けてダイエット関連のバラエティーが放映されたが、そこに登場した中年(初老?)女性を見て、ピンと来た。「彼女は“比企理恵”」であると。

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 「恋のローラーブーツ」を引っさげて鳴り物いりでアイドルレビューした彼女は、後にかの「大映テレビ」の常連俳優となり、芸能界でそこそこ活躍した実績を誇るも、近年いささか“ふくよか”になったそうで、その結果今でも女優を名乗るものの仕事は激減。そこで一念発起して(というか番組の企画に乗って)ダイエットに励んだ、という話のようだ。それにしても、あの個性的な顔だけは、もう彼女の姿をTV等で見てから30年近く経っているのに、なかなか忘れられないものだ(;^_^A


 ところで、その番組中、興味深かったには、彼女のダイエットを応援しようと、当時の大映ドラマの共演者(伊藤かずえ、大沢逸美、鶴見慎吾)や親友である柏原よしえが激励を兼ねて彼女と会うシーンと、彼女の往年のファンが集うシーンの二つだ。特に後者は、既に真っ白だったり、所々地肌が目立つような初老の男たちが、それでもはちまきにはっぴ姿という、冬至の典型的なファン(親衛隊?)の出で立ちに着替え、更に比企に当時の衣装のレプリカを差し出して、彼女に「恋のローラ-ブーツ」を歌わせる場面は、何だが嬉しくて感動的なシーンだった。


 両者とも、それなりにもうみんな若くないことを感じさせると共に、それでも今だ“昭和”の残滓はしっかり残っていることが伝わってきて、何だか嬉しくなってしまった(;^_^A

 もう昭和も80年代も過ぎ去ってしまったが、そんな昭和をリアルタイムで生き、その世界の夢を追いかけているものがまだいる…ていうかそんな“仲間”の存在に、何だか勇気づけられるような感覚で、この一連のシーンを心温まる思いで見させて貰った次第(;^_^A