神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

“反逆同盟”から”アリエス”へ

 15日早朝(14日深夜?)を以て、CSホームドラマチャンネルの『セーラー服反逆同盟』一挙放送は終了した。まだ録画に精一杯で、きちんと全編を観てはいないが、意外にもこっちの方が一連のフジ系『スケバン刑事』サーガよりも、外連味たっぷりで面白く仕上がっていたように感じる。確かに『スケバン刑事』の空前のヒットの影響下で作られた感があるが、そこに”亜流”と思わせない工夫が随所に見られ、初代の「悪魔の三姉妹編」以降の、シリアスとハチャメチャが同居した『少女忍法帖伝奇』に至るまでの迷走ぶりを考えると、こっちの方がうまくまとまっていたように思える。再見するまでは“客寄せパンダ”と揶揄していた中山美穂も、意外と長い時間出演していたし、wikiの情報で、当時彼女が別の番組と掛け持ちしていたために出演時間が確保できなった云々の記載を観るにつけ、そんなに彼女をやり玉に挙げることもなかったかな、って少し反省している(;^_^A  ブルーレイの調子が悪く、本来2枚にまとめるつもりが3枚になってしまった(しかも放映順に整理できず)が、改めて観直して、できれば一話ずつ当ブログでレビューを書いてみたいと思っている(;^_^A

 

 ところで、残り2話分の放映で幕を閉じた『セーラー服反逆同盟』に引き続いて、その日のうちに放映が始まったのが『アリエスの乙女たち』。正直なところ、「アリエスアリエス~♪」の主題歌以外、全く記憶にない番組だ。それというのもオンエア当時、まだ就職二年目で、しかも職場が変わっててんてこ舞いしていた時期なんで、気ぜわしくて、じっくりテレビドラマを観るどころではなかった、っていうのが実情だ。もっとも当時、この番組の番宣が、件の主題歌のイントロと共にテレビで何度も何度も何度も何度も何度も……流れていたので、この曲のサビだけは知っていた。

 

 

 そんなわけで、主題歌しか知らないものの、それに惹かれて、且つ主演の南野陽子のセーラー服姿にも惹かれてヾ(- -;)ヾ(- -;)、今回録画することにした(;^_^A それで先日一部を垣間見たんだけれど、件の主題歌が流れるタイトルバックからいきなり“大映テレビ”しているし、”大映テレビの顔”こと松村雄基は相変わらず典型的な“ツッパリ”高校生を演じているし(当時23歳だったはず!)、梶芽衣子(「修羅雪姫」!)も出演しているし、何とも懐かしいテイストに包まれていたよ(;^_^A ちなみに松村雄基は私と同い年だったようだ(;^_^A

 

 大映テレビの当時の一連のドラマは、個人的には先発の山口百恵主演“赤いシリーズ”をはじめ、あまり熱心に観た記憶はない(もしかしたら一番観たのが、ジャンルは異なるが一応大映テレビ制作の『ザ・ガードマン』(宇津井健主演)だったかも知れない)が、外連味たっぷりの王道ドラマっぷりはよく知っていたし、椎名恵の主題歌はどれも好きだった(特に『この子、誰の子?』の「悲しみは続かない」はシングルを持ってるくらい大好き(^^))。

 

 その多くが「ねじれた愛」をテーマにしているため、ストレートな楽しさを求めるべくもないが、外連味たっぷりの大仰な演技が交錯するが故に、ツッコミどころ満載の「ねじれた可笑しさ」を追求するには持ってこいのドラマだ(;^_^A。今後いい意味で“斜に構えて”しばらく観続けていきたいと思っている(;^_^A

 

 ちなみに主題歌の 「- A・r・i・e・s -」を歌っていたのは、ドラマに登場しない柏原芳恵だったんだね……!(゚Д゚;)