神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

杉浦幸も『ヤヌスの鏡』も健在なり!

 「大喰い」「激辛喰い」の番組には何故か惹かれる。勿論、この手の番組ってそもそも大切であるべき「糧」を“苦行”のように粗末に食い散らかす、という点では、本来言語道断な番組だ。しかし不謹慎ながらつい観てしまう。まあ、”集団いじめ”的な『ゴチ』よりはましだけどね……

 

、ところで、そんな「大喰い」「激辛喰い」を定期的に企画・放送しているのが日テレ系の『有吉ゼミ』だ。ここでは、毎週ではないが、「大喰い」2本「激辛喰い」1本の3本立てで放映する回が定期的にある。その『有吉ゼミ』の「大喰い」の回だった去る11月2日の放映回の「激辛喰い」のコーナーに、何と往年の大映ドラマヒロイン・杉浦幸が登場した。思わず「おお~っ!」と声を上げてしまったよ(;^_^A

 

 杉浦幸といえば、上記の大映ドラマ(フジテレビ系)の『ヤヌスの鏡』でデビューし、それから同系列の『この子、誰の子?』や劇場映画『湘南爆走族』といった作品に立て続けに参加し、80年代を代表する若手女優だった。しかし、それ以降これといった活躍もなく、いつも間にか芸能愛からFOしたような感もあり、ある種“80年代の徒花”とでもいうようなイメージを感じていた。そのことに関しては、以前当ブログでもしたためた。

 

 

 

 そんな杉浦幸がいきなり登場である。どうも彼女は当時、マネージャーのトラブルに巻き込まれて最初に所属したホリプロを出ることになり、その後もいろいろ苦労をしてきたようだが、別に芸能界を引退したわけでもなく、未だ“現役”を貫いているそうである。御年51歳になった彼女は、当然ながら齢を重ねそれ相応の容貌になっていたが、当時の面影もそこはかとなく残っていた。もっとも、現在『ヤヌスの鏡』がCSで放映されているだけに、どうしても当時の彼女と今の彼女とを比較してしまう。そう思ってみると、あの儚げな表情の裏に芯の強さとある種の”キツさ”を醸し出していた当時よりは、現在の彼女の方がむしろ“丸く”なったように見えたけどね。しかし、番宣でもなく、さらに早々にギブアップした彼女には、今回出演した動機は見えなかったな。もしかしたら往年の彼女のファンがスタッフにいて、それで彼女にオファーを出したのかもしれない。

 

 ところで、今回の番組を観て、やけに懐かしくなりいろいろとネットで検索したところ、何と1年前に件の『ヤヌスの鏡』がリメイクされていたことを知った。その34年ぶりのリメイクで杉浦幸に変わって二重人格の主人公を演じたのが、何と「岡山の奇跡」こと桜井日奈子。見るからに“虫も殺さない”ような天然のぶりっ子ぶりを披露しながら、その内にはバスケット選手独特の勝気な性格や意地悪っぽい雰囲気も秘めた彼女は、本作の主人公・小沢裕美役にはうってつけの女優といえる。しかも嬉しいことに、本ドラマのナレーターを杉浦幸本人が務めたんだそうである。もともとネットドラマとして制作されたが、その後、地上波フジ系の深夜枠でも放映されたんだそうだ。嗚呼、気づいていれば絶対観たのになぁ……もしかしたらDVD化されてるかもしれない。また近くレンタルショップに行かなければ……(;^_^A

 

 

 それにしても、こんな形で新旧ヒロインが“共演”するのは、実に喜ばしいことだ(^^)  だから『ワンダーウーマン』も、早くガル・ガドットとリンダ・カーターの“共演”を実現してほしいね!