神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

怪獣映画の“日米同盟”

 『シン・ゴジラ』地上波放映を直前に控え、それにタイミングを合わしたかのようなビッグニュースを発見した。

ハリウッド版『ゴジラ』続編、撮影終了!監督が報告
https://www.cinematoday.jp/news/N0094829

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 当初、レジェンダリー版『GODZILLA ゴジラ』の続編の話題が上がった時、「次回はラドンモスラキングギドラが登場する」なんてあまりにも大風呂敷を広げたような内容が語られて、さすがにこれは“リップサービス”の域を超えない話だろうと、眉唾で聞いたものだった。また同時に「キングコング」もレジェンダリーが再映画化し、いずれは「ゴジラ」と戦わせる、という話も……。でもレジェンダリーは“本気”だったんだねぇ……(;^_^A

 実際に「キングコング」は『キングコング 髑髏島の巨神』という映画として実現したし、今回、件の続編『ゴジラ:キング・オブ・モンスターズ(原題)』も、クランクインどころかクランクアップだそうだ。渡辺謙が再び「セリザワイシロウ」役で登場した、というんだから、これはもう眉唾ではない。来年にも公開の運びになりそうだ(^^)

 個人的には、『キングコング対ゴジラ』も『怪獣大戦争』も、リバイバル公開でしか観ていない(『怪獣大戦争』は『キングギドラゴジラ』として)世代としては、今回のレジェンダリーの豪華ラインナップには“チャンピオンまつり”の匂いがしてならない。『ゴジラ:キング・オブ・モンスターズ』なんて、モロ『地球最大の決戦』だ(;^_^A  でもそれ故ワクワクする。『GODZILLA ゴジラ』を『ゴジラ対ムトー』、『キングコング 髑髏島の巨神』を『キングコングの逆襲』、そして『ゴジラ:キング・オブ・モンスターズ(『地球最大の~』)』、『Godzilla vs. Kong(『キングコング対ゴジラ』)と続くレジェンダリーの“KAIJU”ムービーは、邦画界を飛び越して、低予算故チープな作りを余儀なくされた“チャンピオンまつり”特撮映画を、その何十倍・何百倍の予算を投入してリメイクしているようなものだ。いやはや、こんな時代がやってくるとは……

 その真逆に、邦画界では『シン・ゴジラ』のように、徹底したリアリズムにこだわった特撮怪獣映画が制作されている。これは非常に素晴らしい状況である(^^) きっと『シン・ゴジラ』に続くゴジラ映画は、また国内で作られるだろうし(となると、いずれ「ミニラ」「メカゴジラ」再登場か?)、そうなれば、日米で怪獣映画競演という、夢の時代がしばらく続くことだろう。こんな“日米同盟”ならば大歓迎だよ。


ハリウッド版『ゴジラ』続編、撮影終了!監督が報告

 ハリウッド版『GODZILLA ゴジラ』の続編『ゴジラ:キング・オブ・モンスターズ(原題) / Godzilla: King of Monsters』が撮影を完了したようだ。メガホンを取ったマイケル・ドハティ監督は27日、「撮影が終わりました。素晴らしいキャストとクルーにありがとう」とTwitterで報告した。

 ゴジラを筆頭に、モスララドンキングギドラが登場し、神話とされていた古代のモンスターたちによる覇権争いに巻き込まれた人類の危機に対処する、秘密機関モナークの奮闘を描くという本作。

(中略)

 渡辺謙サリー・ホーキンスが前作に引き続いて出演し、「ストレンジャー・シングス 未知の世界」の天才子役ミリー・ボビー・ブラウンヴェラ・ファーミガカイル・チャンドラー、中国の人気女優チャン・ツィイーらが新キャストに名を連ねている。2019年3月22日全米公開予定。本作の後には、ゴジラとコングの対決が描かれる新作『ゴジラVSコング(原題) / Godzilla vs. Kong』の全米公開を2020年5月22日を控えている。